昨年、連続テレビ小説『あんぱん』を執筆した、脚本家の中園ミホさん。『やまとなでしこ』や『ハケンの品格』、『ドクターX』など、数多くの名作ドラマを世に放ち、66歳になった今も、作品を通じて女性たちにエールを送り続けています。今回、占い師としても50年のキャリアをもつ中園ミホさんが、60代になって手放したことについて、話を伺いました。

中園ミホさん
中園ミホさんに、人間関係を円滑にするコツを聞きました
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違和感のある人間関係は一度スパッときってみる

脚本家の中園ミホさんは、60代を迎えていくつかのことを手放したといいます。その中のひとつが、友だち関係です。

「無理して多くの友だちをキープしようとか、そういうことはやめました。年を重ねたら、お互いに自由に楽しくすごした方がいいと思うんです」(中園ミホさん、以下同)

「人間関係は脱皮するように変わっていくものだと思っている」と語る中園さん。

「恋愛でも友情でも、なにか違和感を覚えながら関係を続けていては、新しい幸せは入ってこないと考えています。一度離れてみると、そのあいたスペースにほかの運が降りてくることもあるんですよ。絶縁宣言なんかする必要はありません。波風たてずにそっと距離をとりながら、心の中で一度スパッときるのです」

とはいえ、職場やママ友など、現実にはなかなか簡単にはきれない人間関係も。そういった関係には、どのように向き合えばよいのでしょうか。

「たとえば職場での人間関係ですが、職場って本来、友だちをつくる場所でも、深い人間関係を築く場所でもないですよね。仕事をしてお給料をいただく場所だと割りきってしまえば、苦手な上司や同僚に対してとるべき態度も変わってくるはず。本音は出さず、偽りの笑顔を浮かべてやり過ごしたっていいですし、むしろそれで十分ですよ」

さらに中園さんは、人間関係のストレスを家庭に持ち込まないためのきり替えのコツも教えてくれました。

「職場を出たら、苦手な人のことは頭から消す。それでも怒りや悔しさが押し寄せてくるようなら、走る、泳ぐ、自然と触れ合ったり、好きな音楽をかけるとか、『推し活』に熱中するのもいいですね。とにかく体を動かして、感情を外へ逃がしてあげる。いやな感情を引きずっている時間って、自分の命をムダづかいしているのと同じです。限りある時間を、そんなことに使わないでほしいな、と思います」