仕事に家事にあわただしく、余裕がないと感じる人も多いのではないでしょうか。「40代を目前にして、世間一般で“正解”とされている暮らし方が、必ずしも自分をラクにしてくれるわけではないと気づきました」と語るのは、ESSEonlineライターの小林ユリさん。今回、小林さんが「やめたら暮らしも心もラクになったこと」について語ります。
すべての画像を見る(全5枚)1:「片付け」のハードルを上げる
ものはすべて隠す、細かくカテゴリー分けするなど、以前の筆者は「完璧な収納」を目指していました。
乱れている状態=ダメな暮らし。そんな思い込みがあったんです。
でも現実は、休日や仕事後は正直ゆっくりしたいし、決めた定位置を守れないと自己嫌悪になってしまいます。
年齢とともに仕事も忙しくなり、家の管理まで手が回らない。そんな日々の積み重ねで、「ちゃんと片付けなきゃ」がいつの間にかプレッシャーになっていました。
そこで、思いきってやめることにしたのが「完璧を前提にした収納」。
「見えていても使いやすければOK」「多少散らかっても暮らしていける」くらいの基準に変えました。
ものの定位置も、アイテムごとではなくジャンルでざっくり管理。「きっちり戻す」より「戻しやすい」を優先することで、片付けのハードルがぐっと下がりました。
また、あえて“出しっぱなしOK”のスペースをつくったことで、「このマンガ本、なんで片付けないの?」と夫にイライラすることも減り、結果的に夫婦ゲンカも少なくなった気がします。
若い頃は当たり前だと思っていたことも、今の自分には少し重いこともあります。
家は、「見せる場所」ではなく「暮らす場所」。そう考えられるようになったのは、大きな変化でした。


