秋といえば、キノコや根菜にイモ類、旬の魚など、目移りするほどおいしい食材が出そろいます。
素材の味や香りを上手に引き出す京都の人気料理研究家・大原千鶴さんに、絶品秋ご飯を教えてもらいました。

黄色の食材をプラスして、ぐっと秋らしいひと皿に

サツマイモの肉巻き焼き
豚バラのうま味と香ばしさをまとわせ、おかず感アップ
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「秋の食材は地味な色味のものが多く、どうしても見た目が茶色くなってしまいがち。ギンナンや栗、菊の花といった黄色の食材を1つプラスすると、華やかな食卓になりますよ」と大原さん。

秋食材のなかでも、サツマイモは火をとおすと黄色が鮮やかに。大人も子どもも楽しめるサツマイモレシピを教えてもらいました。

●サツマイモの肉巻き焼き

【材料(4人分)】


・サツマイモ 2本(300g)
・豚バラ薄切り肉 200g
・シシトウ 6~8本
・塩 小さじ1/2
・粗びきコショウ(黒) 適量
・レモン(くし形切り) 適量

【つくり方】

(1) サツマイモは皮つきのまま1cm幅の輪切りにし、水に5分ほどさらして水気をきる。耐熱皿に入れてふんわりとラップをし、電子レンジ(600W)で4分加熱して火をとおし、粗熱をとる。シシトウは竹串で数か所穴をあける。
(2) 豚肉は長ければ巻きやすい長さに切り、(1)のサツマイモにまきつける。 
(3) フライパンを中火にかけ、(2)を巻き終わりを下にして並べ入れ、フタをして中火で焼く。途中で上下を返し、(1)のシシトウも加えて一緒に焼く。全体がこんがりと焼けたら、塩とコショウをふって器にもり、レモンを添える。
[1人分306kcal] 

ESSE10月号

「京都の人気料理研究家 大原千鶴さんの絶品秋ごはん」では、ほかにも秋の恵みを堪能できるレシピが盛りだくさん!
豊かな食材に心が躍る秋ごはんを楽しんでください。