事実だけ伝える、は夫にも有効だった

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「事実だけ伝える」は、今では夫婦間でも大活躍。

がまんして言わないのではなく、伝えるべきことは伝える、でもそこに感情を乗せない。だから私自身もストレスがたまりません。

たとえば、「今日、買い物できてないねん~」というと「じゃあ一緒に行くか」と言ってくれたり、「しんどくて眠くて、洗濯機の予約できてないー」というと「あとでやっとくから寝ていいよ!」と返してくれたり。やってほしいと要求しているわけではなく「私ができてない」という事実を伝えているだけなのに、自然と夫が動いてくれるようになりました。

言い方ひとつ変えるだけで、夫婦関係も日常の空気も、本当におだやかになり、そしてなにより、私自身がラクになりました。

とはいえ、イラっとする日もあるし、つい感情が先にでてしまうこともありますが、普段はできるだけ怒らない言い方をしているからこそ、たまに強く言ったときのほうが夫にスッと響くこともあり、逆に驚くこともあります。

意識することはただひとつだけ

感情的にならずに言うなんて、難しいと思うかもしれませんが、意識するのはただひとつ。「今、目の前で起きている事実だけを言う」ということです。

たとえば、

×「また服を脱ぎ散らかして!もう腹立つー!」ではなく、

○「ソファの上に服が置いてあるよ~」

×「また電気つけっぱなしで、もう! 電気代もったいないでしょ!」ではなく、

○「階段の電気がついたままだったよ~」

というように、責める言葉や感情を抜いて状況だけを淡々と伝えます。

すると相手は“怒られた”と感じにくく、自分から片付けたり、次から気をつけてくれることが増えていきました。

もちろん、ときにはうまくいかないこともあるかもしれませんが、夫婦や家族間の会話に悩んでいる人は、「事実だけを伝える」言い方をぜひ試してみてほしいです。