事実だけ伝える、は夫にも有効だった
すべての画像を見る(全3枚)「事実だけ伝える」は、今では夫婦間でも大活躍。
がまんして言わないのではなく、伝えるべきことは伝える、でもそこに感情を乗せない。だから私自身もストレスがたまりません。
たとえば、「今日、買い物できてないねん~」というと「じゃあ一緒に行くか」と言ってくれたり、「しんどくて眠くて、洗濯機の予約できてないー」というと「あとでやっとくから寝ていいよ!」と返してくれたり。やってほしいと要求しているわけではなく「私ができてない」という事実を伝えているだけなのに、自然と夫が動いてくれるようになりました。
言い方ひとつ変えるだけで、夫婦関係も日常の空気も、本当におだやかになり、そしてなにより、私自身がラクになりました。
とはいえ、イラっとする日もあるし、つい感情が先にでてしまうこともありますが、普段はできるだけ怒らない言い方をしているからこそ、たまに強く言ったときのほうが夫にスッと響くこともあり、逆に驚くこともあります。
意識することはただひとつだけ
感情的にならずに言うなんて、難しいと思うかもしれませんが、意識するのはただひとつ。「今、目の前で起きている事実だけを言う」ということです。
たとえば、
×「また服を脱ぎ散らかして!もう腹立つー!」ではなく、
○「ソファの上に服が置いてあるよ~」
×「また電気つけっぱなしで、もう! 電気代もったいないでしょ!」ではなく、
○「階段の電気がついたままだったよ~」
というように、責める言葉や感情を抜いて状況だけを淡々と伝えます。
すると相手は“怒られた”と感じにくく、自分から片付けたり、次から気をつけてくれることが増えていきました。
もちろん、ときにはうまくいかないこともあるかもしれませんが、夫婦や家族間の会話に悩んでいる人は、「事実だけを伝える」言い方をぜひ試してみてほしいです。
