子どもの反抗期や不登校、さらには受験に向けた進路選びなど、親にとって子育ての悩みは尽きることがありません。ESSEonlineでは、読者242名を対象にお悩み調査アンケートを実施(2025年6月下旬に読者組織向けアンケートフォームで実施、複数回答可) 。仕事や家事との両立や、子どもとの向き合い方など、子育てにまつわる読者のリアルな声をお届けします。
すべての画像を見る(全3枚)※ アンケート結果は2025年6月下旬に集計したものです
思春期にまつわる悩みが最多
今回のアンケートでもっとも多く寄せられたのが、思春期にまつわる悩み。とくに不登校や反抗期に関する声が目立ちました。
子どもの不登校は、多くの親にとって予想外の悩みです。環境の変化をきっかけに、学校に通えなくなるケースも少なくありません。
「小1の壁に見事にぶつかってしまいました。保育園の優しい先生から急に、どなる先生がいる環境になり、子どもが耐えられず不登校に。フルタイムで共働きしていたのですが、母親である私が休職することに。丸一年かけて再登校に成功しましたが、復職して間もなく再び行き渋りが始まってしまいました。子どもの将来を考えた貯金が減り続けるばかりです」(40代後半・会社員)
文部科学省の調査(※1)によると、小学校の不登校児童は2020年度の6万3350人から、2024年度には13万7704人へと増加。わずか5年で2倍以上にふくれ上がっており、小学生の不登校問題はますます深刻になっています。
※1 出典:令和6年度 児童生徒の問題行動・不登校等生徒指導上の諸課題に関する調査結果について
不登校から一度復帰しても、課題は多く残ります。
「子どもは2人いますが、上の子が現在中学3年生で、来年は高校受験です。ですが、中学1年の途中から不登校になり、教室に行けなくなりました。3年生になってからは教室にも戻るようになりましたが、1年生と2年生の間、授業をあまり受けられず、塾にも行ってないのでわずかに自分で勉強する程度でした。教科や単元によってはわからないものもあり、高校には行きたいようですが、果たして行ける高校があるのか心配です」(40代前半・専業主婦)
また、反抗期の子どもとの向き合い方で苦労するケースも。
「娘が反抗期を迎えています。機嫌が日替わりで変わったり、突然イライラしたりするので、話をするタイミングがつかめません」(40代後半・専業主婦)
「上の子が進学で家を出ていき、今は下の子が1人。反抗期に加えて、親子なのに性格が合わないこともあり、衝突してしまうことが多くて疲れてしまいます」(40代後半・パート・アルバイト)
進路や受験に関する悩みも
中学・高校生をもつ親にとっては、進路や受験に関する悩みも切実です。
「子育てにおいて、高校3年生の娘の大学受験に関する塾選びや勉強方法で悩んでいます」(50代前半・パート/アルバイト)
「子どもの進路について悩んでいます。どの進路が適しているのか、この子にはなにが向いてるのかなど考えています」(40代前半・パート/アルバイト)
子どもの進路にどこまで親が関わるべきか、距離感をはかることは難しいもの。
「娘が部活に夢中で、なかなか勉強をしてくれません。現在高校2年生で、大学受験に向けてどうするのか心配です。勉強の話になると不機嫌になってしまうので、なかなか話せません」(40代前半・パート/アルバイト)
できるのは見守ることだけ。そんな状況に、どうしてももどかしさを感じてしまうこともあります。だからこそ、親自身も適度にリフレッシュをしながら、子どもと一緒に乗り越えていきましょう。

