新米の香りに心躍る季節。でも「おいしいから」とつい食べすぎてしまうことはありませんか? そこで今回は、ダイエットカウンセラー・食生活アドバイザー、そして体質別ダイエット診断士をもつおにゃさんに、新米のおいしさを存分に味わいながらも、食べすぎを抑える「サンマの炊き込みご飯」を教えてもらいました。少なめの量でも満足感があって、材料もつくり方もシンプル。ぜひ味わってみてください!

「サンマの炊き込みご飯」のつくり方を紹介します
「サンマの炊き込みご飯」のつくり方を紹介します
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新米を楽しみながら「食べすぎない」コツ

新米って、炊きたてのツヤツヤした姿を見るだけで幸せな気持ちになりますよね。あの甘くてもちもちとした食感は、この時期だけの特別なごちそう!

でも、白いご飯だけで食べると、おいしくてついつい箸が止まらなくなってしまいます。普段は、おかずで先にタンパク質を摂って、ご飯は最後に適量、と気をつけているのですが、新米の時期だけはどうしても誘惑に負けてしまうんです。

そこで今年試したのが、炊き込みご飯にする方法。サンマを一緒に炊き込むことで、ご飯とタンパク質が一体になります。ひと口食べるだけで両方が摂れるから、ご飯の量は少なめでも満足感がしっかり。

ひと口食べるごとに、新米のふっくらとした甘みと、サンマのうま味、野菜の食感が口の中で混ざり合います。これが、白いご飯をおかわりするのとは違う、ゆっくりと味わう食べ方につながると思います。急いで食べなくても、ひと口ひと口が豊かな味わいだから、自然とゆっくりかむようになります。

そして、ゆっくり食べることで満腹中枢が働いて、適量で満足できるようになる。これが、おいしく食べながら食べすぎを防ぐコツだと思います。

具材でしっかりボリュームを出す炊き込みご飯

この炊き込みご飯、じつは具材はサンマだけなんです。「え、それだけ?」と思われるかもしれませんが、サンマを1匹丸ごと使うと、びっくりするほどボリューム満点に。

サンマは、この時期ならではの旬の魚。脂がのって、身がふっくらとしています。しかも、青魚特有の栄養もたっぷり。EPAやDHAといった体にいい脂が含まれていて、血液をサラサラにする効果が期待できます。健康を気にする私たち世代には、本当にうれしい食材なんです。

1匹のサンマをほぐすと、思っている以上にたっぷりの身が取れます。茶碗によそったときに、ご飯の上に秋刀魚の身がたくさんのっている状態。これだけで見た目にも満足感があるし、なにより、良質なタンパク質がしっかり摂れるんです。

ダイエットを意識している方なら、タンパク質の大切さはご存知ですよね。筋肉を維持しながら健康的に体重を管理するには、タンパク質をしっかり摂ることが欠かせません。サンマの炊き込みご飯なら、ご飯の量を控えめにしても、サンマのタンパク質があり、空腹感に悩まされることもありません。