油いらず!素材のうま味がつまった「サンマの炊き込みご飯」
炊き込みご飯のレシピを見ると、油を加えるものもありますが、サンマを使う場合は必要ありません。サンマ自体に脂がたっぷり含まれているので、それだけで十分なコクが出るんです。余計な油を使わないから、カロリーも控えめになって、ダイエット中でも罪悪感なく食べられます。
つくり方は本当に簡単。まず、サンマは内臓を取り除いてきれいに洗い、塩をふって魚焼きグリルで焼きます。この「事前に焼く」というひと手間が、じつはとても大事。焼くことで余分な脂が落ちて、香ばしさが生まれます。
焼き上がったら、骨を取り除いて身をほぐします。お米は普通に洗って、昆布をそのまま入れます。昆布からじんわりとだしが出て、これがご飯全体に深い味わいを与えてくれるんです。調味料は酒としょうゆを大さじ1ずつだけ。たったこれだけで、十分においしく味がつきます。
そして、刻んだショウガとほぐしたサンマをのせて、普通に炊くだけ。ショウガのパワーは本当にすごくて、サンマ特有のくさみをきれいに消してくれます。事前に焼いていることと、ショウガのおかげで、魚が苦手な方でも食べやすい仕上がりになり、普段サンマが苦手な娘も大喜びで食べます(笑)。炊き上がったときの香りも、たまりません。
シンプルな調味料だけで作ると、それぞれの食材の味がはっきりとわかります。サンマの深いうま味、昆布の自然な甘み、ショウガのさわやかさ。余計なものでごまかさないからこそ、素材のよさがダイレクトに伝わってきます。
●サンマの炊き込みご飯
【材料(ご飯2合分)】
- サンマ(下処理ずみのもの) 2尾
- 塩 小さじ1/3
- 米 2合
- ショウガ 1かけ
- A[昆布6~10g しょうゆ大さじ1 酒大さじ2]
- 細ねぎ(小口切り)適量
※ おかずをつくりおきする際は、清潔な保存容器に入れて保存してください。保存状態によっては傷みやすくなることもあるので、保存期間内であっても早めに食べるようにしましょう



