油いらず!素材のうま味がつまった「サンマの炊き込みご飯」

サンマの炊き込みご飯
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炊き込みご飯のレシピを見ると、油を加えるものもありますが、サンマを使う場合は必要ありません。サンマ自体に脂がたっぷり含まれているので、それだけで十分なコクが出るんです。余計な油を使わないから、カロリーも控えめになって、ダイエット中でも罪悪感なく食べられます。

つくり方は本当に簡単。まず、サンマは内臓を取り除いてきれいに洗い、塩をふって魚焼きグリルで焼きます。この「事前に焼く」というひと手間が、じつはとても大事。焼くことで余分な脂が落ちて、香ばしさが生まれます。

焼き上がったら、骨を取り除いて身をほぐします。お米は普通に洗って、昆布をそのまま入れます。昆布からじんわりとだしが出て、これがご飯全体に深い味わいを与えてくれるんです。調味料は酒としょうゆを大さじ1ずつだけ。たったこれだけで、十分においしく味がつきます。

そして、刻んだショウガとほぐしたサンマをのせて、普通に炊くだけ。ショウガのパワーは本当にすごくて、サンマ特有のくさみをきれいに消してくれます。事前に焼いていることと、ショウガのおかげで、魚が苦手な方でも食べやすい仕上がりになり、普段サンマが苦手な娘も大喜びで食べます(笑)。炊き上がったときの香りも、たまりません。

シンプルな調味料だけで作ると、それぞれの食材の味がはっきりとわかります。サンマの深いうま味、昆布の自然な甘み、ショウガのさわやかさ。余計なものでごまかさないからこそ、素材のよさがダイレクトに伝わってきます。

●サンマの炊き込みご飯

【材料(ご飯2合分)】

  • サンマ(下処理ずみのもの) 2尾
  • 塩 小さじ1/3
  • 米 2合
  • ショウガ 1かけ
  • A[昆布6~10g しょうゆ大さじ1 酒大さじ2]
  • 細ねぎ(小口切り)適量

●つくり方(調理時間 20分)

※ 炊飯時間、蒸らし時間はのぞく。

※ お米は洗って給水させて、水をザルでしっかりきっておく。

※ 昆布は水布巾で表面をふいておく。

さんまを魚焼きグリルで焼く

(1) サンマは内臓部分をよく洗ってキッチンペーパーで水気をふき取る。両面に塩をふり、半分に切り、魚焼きグリルで両面を(各4分くらい)焼く。

お釜にお米、ショウガ、調味料、サンマを入れる

(2) ショウガは千切りにする。お釜にお米、ショウガ、(A)を入れてから、2合目まで水を入れてから、サンマを入れて炊く。

炊き上がりのサンマの炊き込みご飯

(3) 炊き上がったらサンマだけ取り出して、骨を取りご飯の上に戻す。さっくり混ぜ合わせたら器に盛る。仕上げに細ネギをのせる。

※ おかずをつくりおきする際は、清潔な保存容器に入れて保存してください。保存状態によっては傷みやすくなることもあるので、保存期間内であっても早めに食べるようにしましょう