「家族の服はまとめて収納していましたが、動線がめちゃくちゃになって後悔…」そう語るのは、3児のママで整理収納アドバイザー1級の高岡麻里恵さん。その失敗から気づいた、家族それぞれの動線を考える「クローゼット収納」について教えてもらいました。

クローゼットの写真
洗濯のことも考えて、服はひとまとめにした方がラク! そう思っていたけれど…?
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家族全員の服をまとめた結果…家がぐちゃぐちゃに!

【写真1】階段の写真

わが家は2階建て+半地下のある特殊な構造。初めは「家族全員の服をまとめたら、収納や管理がラクかも」と思って、半地下のウォークインクローゼットに5人分の服をしまっていました。

ところが、寝室は1階で玄関は2階。服を出し入れするたびに階段を上り下りしなければならず、動線がバラバラになってしまいました。

子どもたちは「服を取りに行くのが面倒くさい」と言って、結局リビングに脱ぎっぱなしに。私も「あとでまとめて持っていこう」と思いながら服を積み上げてしまいました…。せっかくの広いクローゼットなのに、使いにくくなっていたのです。

動線を見直し、家族それぞれの暮らしに合う収納へ

【写真2】子供のクローゼット写真

さすがに「このままでは片付かない!」と思い、家族の生活動線を改めて見直すことにしました。

・私は朝起きてすぐ着替えるため、1階の寝室にクローゼットを設置
・子どもたちは学校・幼稚園の準備や帰宅後を考えて、2階のリビング横にお支度スペース&クローゼットを準備
・夫は在宅ワークが多いので、引き続き半地下のウォークインを利用

「だれが・どこで・いつ」服を使うのかをチェックすることで、服が散らかりにくく、動きやすい家になりました。