「ものの数」が減らせないなら、「色の数」を減らしてみる

リビング
視界をすっきりさせるため派手な色は避けています
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ものの数が減らせないなら、色の種類を減らしてみるのもひとつの手だと思います。

わが家では、家具だけでなく、小さな雑貨や小物まで、派手な色は選ばず、統一感をもたせることを意識しています。

色に統一感があれば、それだけで視界が静かになる。そして、視界が静かだと頭の中も静かになって、部屋が落ち着く空間になると感じるからです。

グレー、ブラック、グリーン。そしてステンレスのシルバーカラー。このあたりのカラーが、わが家の中心です。

色の種類を減らすこと。これもものを減らす以外にできる、ゆるいミニマリズムのひとつだと思います。

困ったときは「引き算」してみる

リビングの様子
ちょっとだけ引き算しながら今の部屋ができ上がりました

すっきり暮らすために、困ったときの第一選択肢は必ず「引き算」にしています。「ものがあふれて収納がたりない」と思ったときは、まず、ものを減らせないか? と引き算してみて、減らせないなら次の選択肢を考えてみるといったイメージです。

結果的に「引き算」できなくても、その選択肢を第一にもっておくことで、ムダにものを増やしてしまうことがなくなるからです。

そして、もうひとつ。引き算の答えはゼロでなくてもいいと思っています。

使っていないバッグがたくさんあるけれど、全部手放すのは心苦しい…。それなら「使ってないなら全部捨てなきゃいけない」という「考え方」を引き算してみるのもありだと思うのです。

「ちょっとだけ引く」。これも「引き算」です。

この考えは人間関係でも応用していて、職場での苦手な人とのおつき合いも、「1日じゅうのつくり笑顔」から、「午後だけつくり笑顔」に引き算。半分しか引き算できていないので、問題の根本解決にはならないですが、負担は軽くなっているはずなのです。

「まずは半分」。これも私なりのゆるくミニマリズムを取り入れて、すっきり暮らすポイントです。