故人の残した品を整理する「遺品整理」。それは単なる片付けではなく、故人の思いや家族の物語をすくい上げるということ。専門業者「遺品整理プロスタッフ」が見た裏側のストーリーを、祖父母のゴミ屋敷を片付けた経験をもつ漫画家・西園フミコさんの漫画でご紹介。知られざる遺品整理の現場へ、足を踏み入れてみませんか?
※ 本記事には「自死」に関する内容が含まれています。読む方によっては心の不安を感じる場合があります。ご自身の心の状態にあわせてお読みください
【前回までのおさらい】依頼者:自殺した40代男性の元妻
今回は、離婚を苦に自死した40代男性の「遺品整理」の現場。
離婚をして、妻と2人の娘と暮らす家を追い出され、ひとりで暮らすことになった男性は、生きる気力を失い自殺。遺品整理の作業員が訪れた現場は、自死の痕跡が色濃く残る「事故物件」だった…。

