秋は夏にたまった汚れをリセットし、冬に向けて住まいを整える大切な季節。ですが、自己流でやると手間ばかりかかってうまくいかなかったり、掃除そのものがストレスになってしまうことも。そこで、効率よく快適に暮らすための「秋におすすめの掃除法」を、クリンネストで整理収納アドバイザーのあゆみさんに教えてもらいました。

秋 葉っぱ
「秋こそ」しておきたい掃除
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1:服と寝具の入れ替えタイミングで「クローゼット」をリセット

掃除

洋服と寝具は同様のお手入れです。クローゼットなどは中を一度空にしてホコリをふき取りましょう。このタイミングで着ない服・使わない寝具は処分するのがベター。

さらに、夏物はしまう前に必ず洗濯やクリーニングをすませ、皮脂を落としてから収納することが大切です。汚れが残ったままだと黄ばみや虫食いの原因になってしまうことも。このひと手間で、次のシーズンに気持ちよくお気に入りのものを使うことができますし、収納場所の風とおしもよくなり、衣類も寝具も長もちさせることにつながります。

大切なのは収納する前に湿気をしっかり飛ばすことです。

2:「加湿器・空気清浄機」のお手入れ

加湿器、空気清浄機

空気が乾燥しはじめる秋ごろから、加湿器を用意するご家庭も多いのではないでしょうか。ところが久しぶりに電源を入れたら、タンクやフィルターにカビやぬめりが…なんてことも少なくありません。

加湿器は水タンクやトレー部分に汚れがたまりやすいため、クエン酸を溶かしたぬるま湯でつけおき洗いをすると効果的です。フィルター部分は取扱説明書に従ってブラシでやさしく洗い、しっかり乾燥させるのがカビ予防のポイント。

空気清浄機は周りをやわらかい布でふき、フィルターにたまったホコリを掃除機で吸い取りましょう。水洗いできないタイプも多いので、必ず確認してからお手入れをしてください。

3:エアコンのお手入れと掃除方法

エアコン

夏の間フル稼働したエアコンには、思った以上にホコリやカビがたまっています。そのまま放置すると、冬に暖房を使い始めたときに嫌なにおいやアレルギーの原因になってしまうことも。秋は使用頻度が少なくなる時期なので、お手入れには絶好のチャンスです。

電源をきり、フィルターを外して掃除機でホコリを吸い取りましょう。その後、水洗い、汚れがひどければ洗剤で洗い、しっかり乾かすと空気の通りがよくなり効率もアップ。吹き出し口やルーバーは、固く絞った布でふき取り、カビが気になる場合はアルコールを使うと安心です。

室外機の周りに落ち葉やゴミがたまっていないか確認し、風とおしをよくしておくのも忘れずに。エアコンの効きが変わり、電気代の節約にもつながります。