昨今は気温差が激しく、ずっと半袖だったのに急にフリースを出してくる、なんてことも。そのため「今日何着よう?」と悩んだり、しまい込んでいる冬服を朝から出すことになり慌てたり、といったことを経験された方も多いのではないでしょうか。「手間がかかることは苦手。だからこそ、ラクに続く仕組みが必要なんです」と話すのは、 ESSE フレンズエディターで整理収納訪問サポートをしているライフオーガナイザーのさいきかよこさん。自身の「衣替え“ほぼ0”」の仕組みについて語ります。
すべての画像を見る(全4枚)「衣替え0」より「衣替え“ほぼ0”」がちょうどいい
衣替え0にするためには、ハンガー収納の場合、洋服の数をより厳選してもつことや、洋服がかけられるようにそれなりの幅が必要になってくること、また季節外の洋服が見えているのを気にしないこと、などが必要となってきます。
わが家の場合、「今の季節には着ない洋服」がハンガーにかけてあることがわずわしく感じる家族が多いため、「オールシーズンの洋服が全部見えている」スタイルは選びませんでした。
たたむ手間を減らすために、「オンシーズンのトップスはハンガー収納」にして数年。
真夏は半袖、涼しくなってきたら長袖もかけ、さらに季節が進んだら、半袖はたたんで引き出しへ収納、そして冬物をハンガーにかける。これくらいの衣替えなら、数分で完結できるので、私にとっては“ほぼ0”。すごくラクに続いています。
また、ファミリークローゼット内のハンガーポールにかけてあるのは、いつも『今着たいトップス』のみに厳選。探したり、悩んだりすることもなく、身支度がスムーズです。
「超絶ラク」な身支度の仕組み
下着のシャツ類はやわらかくたたんでも自立しにくいため、引き出しの中にあるとぐちゃっとして探しにくいと夫から意見があり、夫の下着のシャツはハンガーにかけることにしています。
ほかの家族の下着はたたんで、引き出しの1段目に収納。ここには靴下、ボトムスも入れてあります。基本的には、引き出しの1段目とハンガーにかかっているトップスで、身支度が完結する仕組みに。あちこちあけることもなく、わかりやすいのでとてもラクです。
ちなみに子どもたちは1段目に体操服も入れてあるので、体育のある日はそこから選ぶことに。これも、1段目に入れてあることで、普段と同じ動きで完結できるため、イレギュラーなことであっても忘れ物をすることなく、スムーズです。
2段目の引き出しは、主に季節外の洋服。夫の洋服はサイズも大きく、かさばるので、2段目に季節外のトップス、3段目に季節外のボトムス、と分かれています。
3段目の引き出しは、私は厚手の冬服、子どもたちは、お下がりの保管場所、となっています。明確なエリア分けと、「そこにあるだけ」というシンプルな量にしていることで、衣類管理がとてもラクになりました。


