1年前に3LDKの注文住宅を建てた日刊住まいライター。「片付けが苦手でも、すっきりとしたリビングを保ちたい」という思いから、リビングに造作収納を取りつけたところ、多くのメリットを感じているそう。ここでは、ライターが1年住んで感じたメリットとこだわりのポイントについて語ります。
すべての画像を見る(全6枚)収納の少なさが気になるリビング
筆者は、夫、2歳の娘の3人家族。1年前に3LDKの注文住宅を建てました。
工務店との打ち合わせの際に間取り図を見て気になったのが、リビングの収納の少なさ。キッチンはカップボードやパントリーなど収納にこだわった一方で、リビングの収納は小さめの収納が2か所しかありませんでした。
私も夫も、もともと片付けが得意ではありません。以前住んでいた賃貸住宅はリビング収納が少なく、リビングにものが散らかりがちな状況が続いていました。
だからこそ、「新居ではいつでもきれいな部屋を保ちたい」という思いが強く、新たに収納スペースを設けることを決意しました。
収納を追加するために取り入れた「造作収納」
収納場所として検討したのが、キッチンの周辺です。
当時、腰壁があり、調理中の手元が隠れる立ち上がりタイプのキッチンか、腰壁のないフルフラットタイプのキッチンのどちらを採用するかで悩んでいました。
フラットなタイプのキッチンは前面が収納になっているタイプが多い印象でした。一方、立ち上がり型のキッチンは収納がないものがほとんど。
そこで、「リビング側からキッチンに置いている調味料やコンロ周りなどをなるべく隠したい」「リビング側に収納を追加したい」という2つの要望を工務店に相談。
すると、前面に収納がない立ち上がりタイプのキッチンに、造作収納を取りつけることを提案してくれました。
1年住んでみて感じたメリットは、以下の3つです。
メリット1:リビングに統一感が生まれた
造作収納の扉には、カップボードと同じブルーのアクセントカラーを採用。天板には床にも使っている杉の無垢材、左右の壁にはリビングの壁と同じ漆喰を取り入れ、空間全体に統一感をもたせました。
リビング全体に使われている素材や色と統一させることで、自然にリビングになじんでいます。既製品の家具ではなかなか実現できないような理想のデザインに仕上げられたのは、造作収納ならではのメリットだと感じます。