夏物ワンピースの「しまい洗い」について洗濯のプロ、平島利恵さんに伺いました。お気に入りのワンピースを長くきれいに着るには、デリケートな素材に合ったやさしい洗い方が大切です。中性洗剤での押し洗いからすすぎ、柔軟剤の使い方、干し方まで、型崩れを防ぎながら美しく仕上げるコツをご紹介します。

ブルーのワンピースを手洗いしている様子
ワンピースの「しまい洗い」は手洗いが大切! ポイントを押さえて型崩れを防ぎましょう
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まずは洗濯表示を確認!

衣類についたタグに書かれた洗濯表示

「衣類についたタグの左端のオケのマークを見て、洗濯機OKか確認。しまい洗いではお湯を使うので水温の上限も併せてチェック」(平島さん、以下同)

【用意するもの】

●中性洗剤(液体)

●オケ

●柔軟剤(無香料)

●ゴム手袋

●ハンガー(2本)

1:中性洗剤を溶かした水で押し洗い

デリケートな素材が多いワンピースは、おしゃれ着用の中性洗剤を溶かした水で優しく押し洗い。

「シミなどが気になる場合は、押し洗いの前にそこだけを重点的に洗って」

白いTシャツに白いエプロンをつけた女性が丸印をしている様子

中性洗剤は綿・麻・化学繊維などに使える万能選手!

2:「脱水→水を替えてすすぎ」を2回行う

ブルーのワンピースを手洗いする女性

水を替えながら、2回のすすぎで洗剤をしっかり落とす。

「洗濯機に入れると型崩れのリスクがあるので、洗いもすすぎも手で丁寧に行いましょう」

3:3回目のすすぎのときに柔軟剤を投入する

仕上がりをやわらかくするため、3回目のすすぎのときに柔軟剤を入れる。

「ただし、翌シーズン着る前に洗濯するなら、柔軟剤は入れなくても大丈夫」

●柔軟剤は無香料を使うのがおすすめ

香り成分には油分が含まれるため、虫食いの原因となることも。

「無香料なら虫もつかず、着心地もよくなるのでおすすめです」

4:ハンガーを2本使って干せば型崩れもなし

ブルーのワンピースが2本のハンガーを使って干されている様子

丈の長いワンピースは幅広のハンガーを使って室内干しする方法も。

「水分を吸収した重みで、元のシルエットが崩れてしまうのを防ぎます」。