小さい子どもがいたり、子どもの人数が多かったりすると、家の中がいつも散らかりっぱなし…そんな悩みをもつ人は多いのではないでしょうか? 今回登場するのは、3人の子どもを育てながら、京都市を拠点に整理収納アドバイザーとして活動しているESSEフレンズエディターの高橋香織さん。夏休み明けに家族5人でオモチャの片付けに取り組んだところ、「子どもの意見を取り入れること」で驚くほどスムーズに進みました。その工夫について詳しく語ります。

リビング
子どもの意見を聞いて片付けしてからは、ほぼ毎日リセットできているリビング
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子どもの意見を聞くことの大切さを改めて実感

オモチャ整理の際に子ども自身の声を聞くことに。2歳の末っ子はオモチャを手に取って「好き?」「嫌い?」と聞くと返事をしてくれます。今回はまずその声を尊重し、好きと答えたものは残す候補に、嫌いと答えたものは手放し候補にしました。

この時点では本人の声だけで決めてしまわず、後の相談に回すようにしましたが、それでも気持ちを確認するだけで整理の軸がはっきりし、片付けがより本人の気持ちに寄り添って進められたと改めて感じました。

家族みんなで相談したら「母の罪悪感」が取り除かれた

子ども3人
長女とは9歳差、次女とは7歳差の末っ子

ただ、末っ子に聞いてもはっきり答えられない場面も多くあります。そんなときに頼りになったのが娘2人の「姉としての視点」でした。

「これ好きそうだよね」「これは少し幼いかな」といったアドバイスをもらうことで、最終的な判断がしやすくなったのです。さらに夫の意見も加わり、まさに家族全員での相談に。以前は私1人で「本当に手放していいのかな」と迷い、末っ子に対して罪悪感が残ることもありましたが、今回は家族で意見を出し合ったおかげで、私自身がすっきりと納得して整理を進めることができました。