5:夫の古い「シャツ」
すべての画像を見る(全6枚)クローゼットを見直す際、夫にも持ち物をチェックしてもらいました。こちらから強制するのではなく、本人の判断に委ねます。結果、4~5年前に購入したというシャツを2枚、手放すことにしたようです。
仕事柄ペンをよく使うため、袖口にはいくつかの汚れが残っていました。シャツは人と会うときに印象を左右する、大切な仕事道具。そのため今回は、手放した分を新しく2枚買い足すことにしたそうです。
汚れが気になりアイロンをかけるのも少し億劫だったのですが、これで気持ちもすっきりしそうです。手放したシャツは切り分けて掃除用のウエスとして使い、さらに硬い芯の部分は細かく刻んで油を処理するときのために袋にまとめておきました。最後まで役割を果たしてくれることで、気持ちよく見送ることができました。
小さなことですが、暮らしの中での「循環」を感じられると、手放す行為そのものが心地よいものへと変わっていきます。