教育資金から解放されたら、次にやってくる悩みの種は”自分たちの老後資金”。物価高時代の今、バランスよくお金を貯めるためには、家計表の見直しが肝となります。今回は、子どもの独立後に、自家用車を改造して車中泊の旅を楽しむリアル読者の家計表を紹介。ファイナンシャルプランナーの畠中さんが診断してくれました。
すべての画像を見る(全4枚)一時的な出費は特別支出に振り分けを
今回紹介するのはカッパままさん(40代)の家計。長女は結婚して家を出たので、現在は夫と22歳の長男との3人暮らし。会社員の長男が毎月、家に入れる2万5000円を月貯蓄に回しています。
カッパままさん夫婦は子どもたちの独立後、車中泊の旅を楽しむようになりました。始めたばかりなので、ポータブル電源など、必要な装備品をそろえるための出費がかさみ、家計の負担になっているそう。
「毎月ではなく、イレギュラーに発生して出ていくお金を月の家計費に組み込むのはNGです」と話すのは、ファイナンシャルプランナーの畠中さん。
突発的な出費は、普段の家計費とは別に、特別支出として管理するのが、貯まる家計の基本。
「ボーナスから予算立てをしてもいいし、特別支出用に毎月少しずつ積み立てをして備えるのもおすすめのやり方。家計に負担をかけずにレジャーを楽しんで」(畠中さん、以下同)