食料品に光熱費、ガソリン代…。物価高で家計のやりくりにも悩みますよね。そこで、貯めている人が実践する「家計の黄金比」を紹介。ファイナンシャルプランナーの畠中雅子さんが、子育て家庭の理想的な支出バランスを教えてくれました。
すべての画像を見る(全7枚)貯まる家計にするには家計表で支出の把握を
食料品や光熱費、ガソリン代など、物価の上昇によって、貯蓄どころではない人も多いのでは? 「ムダづかいはしていないのに、お金がちっとも貯まらない」という人は、家計表をつけて、なににどれくらい使っているか数字で確認しましょう。「自分では食費が多いと感じていても、実際にはそれほど使っていない場合もあります。“感覚”ではなく、“数字”で把握することが大事。家計を“見える化”すると、使い過ぎの費目がわかってきます」と畠中雅子さん。
貯めている人が実践している理想の支出バランス=黄金比を目安にして、わが家の家計で出費の多い費目をチェック。
「突出して多い費目を減らす工夫をすれば、貯まる家計に改善されますよ」(畠中さん、以下同)
ライフスタイル別の黄金比をチェック!
家計の黄金比は子どもの年齢によって変わってきます。まずは子どもが小学生、中高生の場合の比率を円グラフで見てみましょう。
●【子どもが小学生】子ども費のかけすぎに注意
小4くらいまでは教育費負担が少ないので貯めどき。この時期の貯蓄目安は手取りの10%。習い事や塾代などにお金をかけすぎるのは要注意。
●【子どもが中高生】子ども費急増に備えを
子どもの行動範囲が広がり、通学費や部活、スマホ代など出費が増加するタイミング。少額でも、貯蓄を続ける意識をもっておくことが大切。
●子ども費とは
学校教育費、給食費、部活費、塾代、学資保険料、こづかい、高校・大学生は授業料、通学費などを含む。