団地やコンパクトな住まいでは、キッチンの収納に悩む人も多いのではないでしょうか。今回は、奥行きの深いシンク下の収納や、パントリーがなくてもできる収納術を紹介します。築約40年の団地に夫婦2人で住み、整理収納アドバイザーの資格を持つ松尾千尋さんに、すっきり暮らすためのキッチン収納術を3つ、教えていただきました。
すべての画像を見る(全5枚)1:シンク下は「伸縮ラック」で食器収納スペースに
シンク下は広いのに、奥行きが深くて使いにくい…。そんな悩みを解決してくれるのが鉄製の伸縮ラックです。可動式で強度のあるタイプを選べば、棚板の高さを調整しながら空間を無駄なく活用できます。
私はここに普段使いのお皿や調理器具を収納。ポイントは、数を最低限に絞り、お皿やボウルを重ねすぎないこと。こうすることで、ストレスなく食器や調理器具を取り出すことができます。
右側は資源ゴミとプラゴミ置き場にしたことで、別の場所に大きなゴミ箱を置く必要がなくなりました。
2:食器棚は不要!つくりつけの戸棚でOK
グラスやマグカップは数が増えてしまいがちなアイテム。私は、お気に入りのものだけを残して、つくりつけのつり戸棚に収納しています。
「洗う→干す→しまう」の動線がよいので、片づけもラクになりました。
ときどき使うブレンダーや料理本、キッチンで使うタオルやふきんもこの戸棚に収納しています。