工夫3:雑草対策は「戦わずに受け入れる」で心がラクに
すべての画像を見る(全5枚)庭づくりといえば、避けられないのが雑草対策。わが家では、「雑草を生えさせない」とがんばるのではなく、むしろ、植物を多めに植えることで「雑草が目立たない環境」をつくっています。
コンクリートの隙間から生える雑草は少しだけでも目につくもの。逆に、木や草花に囲まれた庭では、雑草も緑のバリエーションのひとつに見えてきます。
大きく育ったものだけを気づいたときに抜けば十分。やっきになって根こそぎ取りのぞこうとせず、「雑草も含めて庭の風景」として受け入れることが、筆者流の雑草対策です。戦わないことも、これもまた戦略です。
「できないこと」より「できること」に目を向ける
都市部の住宅地などでは、奥行き2mの庭でも確保するのはなかなか難しいのが現実かもしれません。
わが家の庭も決して広くはありませんが、濡れ縁でのひと休みや季節を感じる植栽などの工夫を加えることで、庭が暮らしを豊かにしてくれる、そんな瞬間をたくさん得ることができました。
「できないこと」の数で落胆するより、「できること」に目を向ける。そうすると、小さな庭は十分に充実した空間になりえます。雑草も含めて庭の一部。そんな肩の力を抜いた庭とのつき合い方が、筆者の答えになりました。