秋はおしゃれが楽しい季節。日本では残暑が続きますが、フランスはすっかり秋めいているそう。今回は、フランス人の「おしゃれのこだわりとルール」について紹介します。教えてくれたのは、フランス文化研究者・翻訳家のペレ信子さん。ファッションはもちろん、生き方がすてきで参考にしている80代のフランス人の友人に話を聞き、レポートしてくれました。
すべての画像を見る(全4枚)服選びの基準は「シック&エコロジー」
いつ会っても自分に似合うシンプルな服装でスタイリッシュな友人に、どうやって洋服を選んでいるのか聞いてみました。
以前、一緒に洋服を買いに行って、しっかりとアドバイスをくれるお店を選んで買い物していることは知っていたのですが、自分なりのルールも決めているようです。
近年、ウルトラファストファッションの輸入が問題になっているフランス。友人も洋服の大量廃棄について心を痛めています。
以前からたくさん洋服を買っていたわけではありませんが、最近はさらに経済的にも環境面でも「ムダ」がないようにしているそうです。
そのために自分の洋服の買い物ルールとして決めているのは「形はベーシックなもの」。そして「ワードローブ全体に調和する色合い」。彼女のワードローブカラーは「黒」「白」「ベージュ」「ネイビー」でそのなかから洋服を選ぶようにしています。