若いときには気にしていなかった「服の重さ」にも注意

帽子やストール、小物売り場
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ワードローブには形はベーシックなもので、色合いもベーシックな色合い、というのは私も気をつけたいと思っているポイントでしたが、80代らしい着眼点だと思ったのは「洋服の重さ」でした。

歳を重ねて重い服を着るのが辛くなったそうですが、スタイリッシュで心地よい服を着たいという気持ちは変わりません。

そこで、最近は自然素材の軽くて肌に優しい服を選ぶようになったそうです。1年をとおして着られるシルク、秋口からはカシミア、黒のVネックがシックでおすすめ。薄手でしっかり肌を守ってくれたり、温かさをキープしてくれる素材を選んでいます。

ただ、1つ1つはけっして安くないので、審美眼を働かせて、自分に似合う上質なアイテムをそろえているようです。

ベーシックだけはつまらない、特別なときに加えるアイテム

フランス マネキン

ベーシックだけでワードローブをそろえることはよくありますが、そうすると「出かけるときに着る服がない」となりがちです。

フランスでは家に招かれるカクテルパーティやディナーパーティがしょっちゅうあります。そんなときに少しだけドレスアップしたいときはどうすればよいでしょうか。

彼女のおすすめは自分のスタイルに合う、「黒い短めのジャケット」を持っていることだそう。カシミアの薄手のVネックセーターに黒いジャケットを着るとおしゃれできちんと感もあります。パーティが盛り上がったらジャケットを脱いでリラックスした雰囲気も演出できるそうです。

フランス人の服装は80代でもおしゃれで魅力的

友人は、80代でもカシミアのVネックセーターに体に合ったジャケットを着ていて、やりすぎない女性らしさを演出しているのには「さすが」と思いました。

彼女の話を聞いていると秋のおしゃれがしたくなりますね。