あらゆる家事の中でも、とくにやるべきことが多いキッチン家事。調理から洗い物まで、なるべく効率よくラクに進めたいですよね。今回は、整理収納アドバイザーのminaさん(40代)に、キッチン家事で疲れないために収納で工夫していること教えてもらいました。

キッチン家事を効率よくこなす工夫を教えてもらいました
キッチン家事を効率よくこなす工夫を教えてもらいました
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キッチンは広さの割に意外とよく動く場所

キッチン

整理収納アドバイザー1級の資格を持つ、インスタグラマーのminaさん。夫と、高校、中学、小学校に通うお子さん3人で暮らしています。自宅マンションは5年前にリノベを実施。

「キッチンを新しくするタイミングで、家事効率化のためにものの配置にはかなりこだりました。というのも、キッチンは意外と動きが多い場所だということに気づいたからです。野菜をシンクで洗ってワークトップで切り、IHコンロで調理する。冷蔵庫からものを取り出す。鍋や調理道具を出す。私はキッチン家事をしている間ずっと、狭いスペースをずっと歩き回っているんですよね」(minaさん、以下同)

大した距離ではないはずですが、何度も何度も移動するとやはり疲れます。しかも調理後は片付けや掃除まである。それが、多いときは1日3回。

「だから、ものの置き場所を工夫することでなるべく動かない仕組みをつくろうと考えました」

IHの真下に鍋&油、食洗機の真後ろに食器をそれぞれ配置

食器

基本的な考え方は、同じタイミングで使うものをなるべく近くに収納すること。

「調理に使う鍋はIHコンロのすぐ下にある収納スペースに入れ、その横に油など基本調味料をセット。動かずに調理が完結するように考えました。同じように、シンク下は野菜などを入れて洗うためのザルやボウルを収納しています」

キッチン収納

食器類は、食洗機から一歩も動かずに収納できるような動線です。

「乾燥まで終わった食器を取り出し、ヒョイヒョイとそのまま手を動かすだけでしまえる距離。ワンアクションだから片づけがラクになりました」