家づくりで悩みがちなのが「壁紙選び」。今年の春に家を建てた日刊住まいライターは、子どものために「遊び心のある空間」をつくりたいという思いから、「黒板クロス」を採用。設置場所や使い方にもこだわり、成長に合わせて長く活用できるよう、さまざまな工夫をこらしました。今回、黒板クロスのメリットに加え、実際採用してわかった気づきやお手入れ方法について語ります。

黒板クロスに落書きした様子
黒板のようにチョークで文字や絵が書ける「黒板クロス」
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子どもが楽しめるように壁紙に「黒板クロス」を導入

筆者は夫と1歳になる娘との3人暮らし。今年の春、大手ハウスメーカーで2階建ての注文住宅を建てました。

転居するにあたり、子どもが楽しく過ごせるよう、家のどこかに遊び心のある空間を取り入れたいと考え、壁に自由に落書きができる「黒板クロス」を採用しました。

デスクカウンター上部に導入した黒板クロス
デスクカウンター上部に導入した黒板クロス

黒板クロスは、チョークで自由に書いて消せる黒板のような壁紙です。一般的な壁紙と同様の質感で、学校で使われる黒板のような硬さはありません。メーカーによって異なりますが、カラーバリエーションも豊富で、アクセントクロスとしても使えます。

わが家では、リビングのカウンターテーブルに接する壁にグレーの黒板クロスを導入しました。デスクの上部に貼ることで、将来的にはプリントを貼ったり、ノートを書き写したりと、家庭学習に役立つようなスペースになると考えました。

マグネット下地との組み合わせでさらに便利に

掲示物をマグネットで留めて掲示板風に
掲示物をマグネットで留めて掲示板風にも活用

わが家では、黒板クロスにマグネット対応の下地クロスを組み合わせて施工しました。

磁石が使えるように工夫することで、プリントやお便りをマグネットで貼れる掲示板のような使い方が可能に。また、壁に画びょうで穴をあける必要がなく、見た目もすっきりしてとても便利です。