窓から見える風景がピクチャーウィンドウに!

ピクチャーウィンドウ
住宅密集地でもピクチャーウィンドウを楽しめる
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ピクチャーウィンドウが憧れといっても、住んでいる地域は住宅密集地で、借景できるような自然はありません。そこで、リビング階段の小窓のすぐそばに、シンボルツリーを植えました。

窓は目線より少し上に位置しているため、リビングのソファに座って見上げれば、住宅密集地でありながらシンボルツリーと青空だけが広がります。

シンボルツリーには落葉樹のアオダモを選択しました。春は白い花、夏は青々と茂る葉、秋には紅葉、冬は落葉した姿と、念願叶って1年を通じて異なる風景を楽しめています。

プライバシーに配慮した家
リビング階段の小窓はプライバシーも考慮

外から見ると、窓の高さは地面から2m以上離れています。家の中から外を確認することはできても、通行人からリビングが見えるということがありません。そのため、カーテンを取りつける必要がないのも大きなポイントです。

においが2階に立ちのぼるのを軽減する役目も

吹き抜けの弊害で、料理のにおいが2階まで上がってしまうこともしばしば。しかし、リビング階段の窓をあけておくことで、空気の流れが分散するのか、においが軽減したのは予想外の発見でした。

小窓からは心地よい風が降りてくることもあり、ちょっと空気の入れ替えをしたいときも活躍。小さい窓ですが、その実力に驚きました。

暮らしのなかで、日々存在感を発揮しているリビング階段の小窓。当初は設計に入っていなかった窓ですが、住んでみて感じたメリットは想像以上でした。家づくりの参考になればうれしいです。