窓から見える風景がピクチャーウィンドウに!
すべての画像を見る(全5枚)ピクチャーウィンドウが憧れといっても、住んでいる地域は住宅密集地で、借景できるような自然はありません。そこで、リビング階段の小窓のすぐそばに、シンボルツリーを植えました。
窓は目線より少し上に位置しているため、リビングのソファに座って見上げれば、住宅密集地でありながらシンボルツリーと青空だけが広がります。
シンボルツリーには落葉樹のアオダモを選択しました。春は白い花、夏は青々と茂る葉、秋には紅葉、冬は落葉した姿と、念願叶って1年を通じて異なる風景を楽しめています。
外から見ると、窓の高さは地面から2m以上離れています。家の中から外を確認することはできても、通行人からリビングが見えるということがありません。そのため、カーテンを取りつける必要がないのも大きなポイントです。
においが2階に立ちのぼるのを軽減する役目も
吹き抜けの弊害で、料理のにおいが2階まで上がってしまうこともしばしば。しかし、リビング階段の窓をあけておくことで、空気の流れが分散するのか、においが軽減したのは予想外の発見でした。
小窓からは心地よい風が降りてくることもあり、ちょっと空気の入れ替えをしたいときも活躍。小さい窓ですが、その実力に驚きました。
暮らしのなかで、日々存在感を発揮しているリビング階段の小窓。当初は設計に入っていなかった窓ですが、住んでみて感じたメリットは想像以上でした。家づくりの参考になればうれしいです。