気になるものを買っていると、気づけば部屋内に収まりきらなくなった…という経験はありませんか? そこで、収納内をすっきり保つ考え方とおすすめの収納グッズを、整理収納コンサルタントの本多さおりさんに教えてもらいました。
すべての画像を見る(全3枚)ものは増えるから、微減の術を活用
ものというのは、無防備にしているとどんどん家に入ってきます。だって外には安くていいものがたくさん売られているから。物欲に抵抗して「家のなかに同じ役割のものがないか」「収納に入るか」などと考えるより、買ってしまう方がずっとラクだから。
私は服を買うとき、服を選ぶ頭の端で「家にある手放す服」を思い浮かべています。1枚買うなら、2枚手放す。2枚買うなら、3~4枚手放す。こうして微減していかないと、家のなかはどんどんものであふれて管理でアップアップしてしまいます。
減らしてから買い物に出かけることも
買いに行く前に、減らしてから出かけることも多々あります。服の1枚1枚と向き合い、ほぼ着なくなった理由を「シワになるから面倒」「毛玉がすぐつく」と分析しながら手放していきます。すると、買いに行ったときに「シワになりそうなもの」「毛玉のつきそうなもの」は選ばなくなる。同じ過ちをおかさなくなるのです。
また買いに行く前に点検することで、「肌着が多すぎる」「シンプルな長袖カットソーがない」など買うべきターゲットを絞り込んでいけます。反省点と現状を踏まえ、買い物視点をクリアにしていくことができるのです。
●「買う量以上に減らす」意識をもつ
微減の時間は、反省会。ものと向き合い、減らしてから買い物に行くのはおすすめの方法。衣類に関して言えば、衣替えはその絶好のチャンスです。ほかにも器、オモチャ、本、調理ツールなどもいつの間にか増えがちなものたち。「買う量以上に減らす」意識をもっていると、収納内をすっきり保てます。