放送中のサイエンス×ミステリードラマ『最後の鑑定人』。主演の藤木直人さんは、元科捜研エースの奇人鑑定人・土門誠を演じています。ここでは藤木さんに、役柄とご自身の共通点や、白石麻衣さん演じる高倉とのかけ合いの魅力について伺いました。

藤木直人さん
藤木直人さん

話題のサイエンス×ミステリードラマ

早稲田大学理工学部出身で、自らを理系人間と認める藤木直人さん。そんな藤木さんが究極の理系人間を演じるドラマ『最後の鑑定人』が、じわじわとファンを増やしています。藤木さん演じる土門(どもん)誠は、かつては科学捜査研究所のエースで、「彼に鑑定できない証拠物なら、ほかのだれにも鑑定できない」といわしめた、“最後の鑑定人”の異名をもつ敏腕鑑定人。

ところが、ある事件をきっかけに科捜研を辞職。現在は土門鑑定所を設立し、警察や弁護士などから鑑定依頼を受けて、捜査に協力しています。有能ではあるものの人に興味がなく、信じられるのは科学だけ。合理主義者で、ときには空気を読まない発言で人を不快にさせてしまうほどの変わり者です。

「僕のことは僕がいちばんわかっていないので、普通にしているつもりでも、『なにを考えているかわからない』と言われたり、物事を理屈っぽく考えてしまうのか、会話の“間”が怖いと思われたりします。そういう部分が同じ理系人間として、土門と似ているのかもしれません(笑)」(藤木さん、以下同)