後悔3:踏み板の「見ばえ」を重視しすぎた
すべての画像を見る(全6枚)娘は2階のリビングで眠ってしまうことがよくあります。そのため、娘を抱っこして1階の寝室まで連れていくのですが、そんなときには見栄えで採用した杉の踏み板が仇となることも。
上から見ると、木目がごちゃごちゃして板の境目がわかりにくいのです。照明をつけていても、木目のせいで段差の境目がぼやけ、うっかり踏み外しそうになってしまうことも。
とくに、荷物を持っているときや急いでいるときなどは、足元の境界が認識しづらく危険です。踏み板の境目に凹みをつけたり、少し色味を変えたりするなど、視覚的・触覚的にわかりやすくする工夫をしておけばよかった、と今になって後悔しています。
後悔4:踏みはずしやすい仕様にしてしまった
わが家の階段は途中で方向転換する際に、三角形の踏み板が使われている部分があるのですが、ここが危険なポイントです。
三角形の踏み板は、足をのせる場所を間違えると非常に踏みはずしやすいことに、住み始めてから気がつきました。
内側の部分には十分に足をのせられず、過去に一度踏みはずして冷や汗をかいた経験も。幸い、まだ転倒にはいたっていませんが、子どもが踏みはずさないか、毎日ヒヤヒヤしながら見守っています。
後悔5:掃除がしにくいデザインを採用
三角形の踏み板は、掃除の面でも後悔を感じています。
鋭角部分にはホコリや髪の毛などのゴミがたまりやすいのですが、掃除機やフローリングワイパーが届かないため、小さなブラシで手作業するしかありません。掃除に手間と時間がかかるため、もう少しシンプルなデザインの階段にすればよかったと感じています。
1日に何度も使用する階段ですが、設計時には案外軽視されがちかもしれません。安全性や使いやすさ、掃除面を重視して、もっとていねいに設計していれば、と思うことがたくさんあります。
これから家づくりをする方は、デザイン面ばだけではなく、階段の設計にも時間をかけ、安全性にもこだわってみてください。