節約術にまつわる著書もあるよしママさんは、大学で家政学を学び、家庭科の教員として働いていた経歴の持ち主。掃除、炊事、洗濯といったさまざまな家事のムダを省いて、上手にお金を節約することを心がけています。
今回は、被服費の節約につながる洋服のプチリフォーム術について教えていただきました。難しそうと敬遠されがちですが、「コツを抑えれば意外と簡単。長く大切に洋服を着ることで、ムダづかいを防止できますよ」とよしママさん。
のびてしまったパンツの簡単お直し術
長く履いていると、デニムなどのパンツ類はのびてしまいがち。とくに、ひざ周りやひざ下がのびて、ダラッとした印象になってしまいます。そんなときに試していただきたい節約ワザがこちら。買い替えなくても、ミシンで簡単にお直しすると、購入したときのようなぴったりサイズにすることができますよ。
すべての画像を見る(全5枚)写真の向かって左側がお直しあと。ぼわっと膨らんで不恰好な右側と比べて、フィット感が復活!
ほんのちょっとしたメンテナンスで見違えるようになります。初めは面倒に感じるかもしれませんが、お気に入りのパンツがあったら、ぜひ挑戦してみてくださいね。
それでは、手順を紹介します。
(1)パンツを裏返してサイドを縫い直す
まずパンツを裏返し、サイドの縫い目より内側に、直したい幅に合わせて印をつけます。糸はほどかずに、印に沿ってミシンで縫い直していきます。まっすぐ縫うだけなので、所要時間は10分ほど。
サイドの糸はほどきませんが、裾だけは糸を切ってほどいてから縫うときれいに仕上がります。直したい幅より数cm内側までほどけばOKです。
(2)縫い終わったら裾を折って仕上げ
最後に裾を三つ折りにして元のように戻します。余ったすみの布をカットすると、すっきり仕上がりますよ。
どうでしょう?意外に簡単だったのでは?
幅を直すことで、のびてしまったひざ下もぴったりシルエットによみがえりました。このように、ちょっと手を加えることで、長く快適に履くことができます。お気に入りを大事に履くことは節約にもつながるので、ぜひ試してみてくださいね。
茨城県在住。9歳と7歳の子をもつお掃除大好き主婦。ブログ「
節約ママのこだわり掃除」では、時短&家族にやさしい掃除、洗濯を研究。著書に『
家族が笑顔になる おそうじの魔法』(日本文芸社刊)