3:不要な「行動」も手放す

掃除道具
すべての画像を見る(全5枚)

ものと同様、手放せる「行動」がないかも考えます。

見直しのポイントは、家事のルーティンや掃除の頻度、道具の使い分けなど。なんとなくの習慣や世間一般ではこうしているなどの思い込みから、自分にとって必要ない行動が長年ルーティンとなっていることも少なくないはずです。

たとえば、掃除の頻度もバランスが大切です。汚れをためてしまう前にこまめに掃除をするのは基本ですが、必要以上に頻度が多ければ、必要のない手間をかけていることにもなりかねません。ルーティンに取り入れて毎日している掃除も(それはそれですばらしいことなのですが)、じつは2日に1回でも問題なければその分手間を減らせます。

もちもの同様、暮らしのなかのルーティンをシンプルにすることで、時間や労力を節約することができるはずです。

4:土台を整えたら「本当に必要」なものをプラスする

ピアノ

引き算の考え方でムダを省き、暮らしの土台が整ったあとは、必要に応じて「もの」や「こと」を取り入れるのもOKです。

ものを取り入れる場合は、管理の手間や収納スペースとも相談して、本当に必要なのかをよく考えてから。思いつきで買い物はせず、本当に活躍できそうなものだけを選ぶようにします。また、愛着をもって大切にできる気に入ったものを選ぶことも大切です。

私はインテリアが好きなので、「なくても困らないけれどあるとうれしいもの」は自分に必要なものと考え、厳選しながら取り入れています。

また、便利家電を取り入れることも有効ですが、使いこなせるかどうかはきちんと考える必要があります。ものを使いこなすというのは簡単なようでなかなかハードルの高いもの。上手に暮らしに取り入れることができないと、宝の持ちぐされ(=不要なものを増やす)になってしまう可能性もあるので注意が必要です。

そして進んで取り入れたいのは、「自分の時間や家族と過ごす時間」、「趣味を楽しむ時間」など。それらに必要なものもプラスして取り入れ、暮らしの楽しみを増やしてほしいと思います。