毎月行うといい「家計改善習慣」2つ

次に、ミニマリストの僕が毎月行っている家計改善の習慣を紹介します。

●1:家計簿アプリで固定費は自動入力する

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わが家では、家計簿入力の手間を少しでも省くために、固定費を「毎月1日」に自動入力される設定にしています。なぜなら、毎月1日時点で固定費の合計金額が家計簿に反映されるので、月初から非常に気が引き締まるからです。固定費が高いと感じれば、見直すきっかけにも。

わが家では、毎月1日に必ず「不要な固定費がないか」「もっと削れる固定費はないか」 を確認・見直しするようにしています。節約がうまくいかない人の特徴として、毎月上旬は財布のヒモが緩みがちで、下旬になるにつれて支出額が高くなっていくため、あわてて節約しようとします。人によっては「来月から節約がんばろう」と、その月の節約を諦めて散財する人もいるでしょう。それではいつまで経ってもお金は貯まりません。

節約上手な人は、月初から財布のヒモをきつく締め、月末にかけて少しずつ緩めていきます(もちろん予算の範囲で)。

●2:支出の高い順に生活費を見直す

支出の見直し

わが家の家計簿では、支出額の大きい順に並べるようにしています。理由は大きく2つあります。1つ目は、節約すべき内訳を特定できるから。2つ目の理由は、節約効果が大きくなるからです。

僕は定期的に支出額の高い順に内訳をチェックして、過去の買い物に無駄づかいがなかったか1つ1つ確認し、節約できることはないか分析するようにしています。

たとえば、わが家で費用が高くなりやすいのが「食費」「子ども費」「電気代」です。つまり、わが家の場合、大抵はこの3つの支出にポイントを絞って節約対策を考えればいいわけです。これにより、毎月1〜3万円の節約効果がありました。

このように、変動費の節約に関しては、1か月で1000円・2000円にしかならない節約をやるよりも遥かに効率的です。わが家では、食費を抑えるために外食費の予算を低く設定し、面倒くさがらず家でごはんをつくって食べるようにしています。食材費も高くならないように、できるだけ安い食材でごはんを楽しめるように日々レシピを勉強中です。

子ども費に関しては、必要なものを必要な分だけ買う。可能なら知り合いからお下がりを頂くか、中古で買う。なくてもいいものは買わない、もたない、もらわない、を徹底しています。

電気代に関しては、不必要な家電や電子機器は手放したことと、わが家の場合「エアコン」と「乾燥機つき洗濯機」が電気代高騰の原因だったので、エアコンの温度調整と洗濯頻度を減らしただけで月5000円〜1万円の節約になりました。 

ほかにも、Takeruさんの新著『お金の増え方は9割部屋で決まる』(ぱる出版刊)では、予算オーバーした支出を見直し方やリアルな生活費も紹介しています。自由で豊かな時間を増やし、自然とお金が貯まるライフスタイルも必見です。

お金の増え方は9割部屋で決まる:人生を豊かにするミニマリスト思考

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