犬と一緒に柿畑へ!
すべての画像を見る(全16枚)5月は柿畑で摘蕾(てきらい)の手伝いをした。摘蕾は一本の枝につく蕾(つぼみ)の中からひとつだけ残してほかを摘(つ)んでいく作業だ。5月10日も犬と一緒に柿畑へ。
犬の手も借りたいほど大変で、日除け帽をかぶった犬も両手を使って蕾を選別しているーーなんてことはない。
でもやっぱり畑におってくれるだけでみんなの力が出るんよな。これも一種のドッグセラピー?
私だけじゃなく、お母さんもいつも犬のそばにきて休憩を取る。鳥が羽根を休める止まり木のように、犬は私たちの拠(よ)り所だ。
夜は、翌日の母の日に向けてフロマージュブランを使ってレアチーズケーキをつくった。このまえの雨の午前にアップルパイを焼いたとき犬は机に身を乗り出して興味津々だった。
今回も助手してくれるかしらと思ったが、畑仕事でくたびれたのかスロープの端にあごを乗せておねむです。今日も一日ありがとう…。
ひとりでも材料がいいおかげでおいしくできて、お母さんも「お店やん!」と喜んでくれた。
誕生日が過ぎ、母の日が過ぎ、後半に入ってようやく換毛期が始まった。ブラッシングして抜けていく毛を見ると、毛並みがずいぶん白くなったなぁと感じる。
かく言う私も、最近頭頂部からす〜っと伸びる白髪を2本発見した。茶髪に混じって光を反射している白い2本を見ていたら、ここでも書いたが、年始に犬のスロープをつくりながら見ていたドラマ「スロウトレイン」を思い出した。韓国では誓いの約束のときに“末永く”や“いつまでも”という意味で「黒髪がネギの根っこになるまで」と言うらしい。
犬の毛並みと私の髪の毛、ネギの根っこになるまで一緒にいてね。