配偶者に家を譲渡する場合に利用できる特例
すべての画像を見る(全5枚)家を配偶者に贈与する場合は、「居住用不動産の非課税贈与の特例」を利用できます。婚姻期間が20年以上の夫婦であれば、配偶者に居住用の不動産またはその購入資金を贈与した場合、2000万円までは非課税となります。
通常は年間110万円を超えると贈与税がかかるので、この特例を使えば大幅に贈与税を軽減することができます。
また、通常の贈与は、相続開始前7年以内に行われたものは相続財産に加算されますが、居住用不動産の非課税贈与の特例を利用した贈与には適用されない点もメリットです。
このように、相続や家じまいの際に利用すると、税金や所得を減らせる特例がいくつか用意されています。知っているのと知らないのでは大きな違いが生まれるので、しっかり把握しておきましょう。
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