3:納得して手放せるまで、しっかりものと向き合う

つうさんノート術
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片付けが苦手だった頃の私は、ものを手放そうと思っても「いつか使うかも」という言葉が頭の中をよぎることがよくありました。このように迷いだすと、さらに捨て活にブレーキをかける感情がどんどん出てきます。その感情とは、手放すことで「損したくない」「後悔するかも」という2つです。

以前は着なくなった服を捨てようとすると、その服に対して違和感があることはたしかなものの、「ほとんど着ていないしもったいない」「いつかまた着るかもしれない」と考えてしまっていました。

そこで、まずはその服と向き合い「デザインが今は好みではなくなってしまったのかも?」など、違和感の正体を探ります。そして、「捨てて損をしたくない」という気持ちが出てきたときは、「捨てるか悩んでいた時間を、ほかのことに使える」といったように、手放した分、なにを得られるか考えるようにしました。

同様に、「捨てたら後悔するかも」という気持ちが出てきたときは、「ずっと捨てるか迷っていたから、気持ちがすっきりするはず」など、それを手放すことへのポジティブな意味を見出すように心がけました。

答えがなかなか出ないときは、紙やノートに書き出してじっくり考えることも。そうすると、手放すメリットが、意外とたくさんあることに気づけるのです。出てきた答えにワクワクしたり、心が軽くなったら、私自身が「捨てることに納得しているサイン」としてきました。

しっかりものと向き合い、納得して手放す…という経験を重ねていくことで、スムーズに片付けられるようになったと感じています。