1時間で焼けて、食事にも合わせやすい「米粉のバターまるパン」のつくり方を紹介します。教えてくれたのは、おいしいパンレシピの著書を多数もつ鈴木あつこさん。こねずに5分混ぜるだけ、難しい成形もなし! 「パンづくりって難しそう…」と思っている人にぜひ試してほしいレシピです。
すべての画像を見る(全10枚)「米粉パン」のここがスゴイ!5つのポイント
なぜ小麦ではなく米粉? どうして簡単なの? 魅力を鈴木あつこさんに聞きました!
●1:こねずにぐるぐる混ぜるだけ
生地はひとつのボウルの中で混ぜるだけ! 台に出してこねる必要がないから、キッチンが粉まみれになることも、生地づくりでヘトヘトになることもありません。
●2:1時間ほどで完成
小麦粉のパンは通常1次発酵と2次発酵が必要です。でも、米粉パンなら発酵は1回だけ! 1時間ほどで焼き上がります。
●3:「まる」だから成形が簡単
複雑な成形がないので、はじめての人でもチャレンジしやすいのが魅力です。
●4:片づけがラクちん
ボウルひとつで生地づくりができるので、洗い物が最小限ですみます。しかも米粉は水に溶けやすく、ササッと洗い流せるのでラク。
●5:もちふわ食感でおいしい!
米粉パンの魅力はなんと言ってもそのおいしさ! もちもちふわふわの食感と、優しい味わいがクセになります。焼き立てはもちろん、冷めても電子レンジやトースターで温め直せばおいしく食べられます。
リッチな風味の「バターまるパン」
バターと豆乳の組み合わせでしっとりリッチな味わい。食事にぴったりのプレーンタイプのレシピをご紹介します。
●バターまるパン<プレーン>
【材料(6個分)】
- A[米粉(パン用)200g 片栗粉20g ドライイースト3g 砂糖15g 塩3g サイリウム5g]
- ぬるま湯(37℃前後) 100g
- 豆乳(無調整・37℃前後) 100g
- 無塩バター(溶かす) 15g
- 植物油(作業用) 適量
- 無塩バター(溶かす/仕上げ用) 適量
・おすすめの米粉(パン用ミズホチカラ)
「ミズホチカラ」という品種のお米でつくられたパン用の米粉が扱いやすくておすすめ。今回のレシピにはグルテン無添加のパン用を使用してください。
・サイリウムとは
オオバコ科の植物「サイリウム」の種皮を粉末にしたもの。生地の水分を吸って膨張し、ゼラチン状に変化する性質があり、グルテンのない米粉でいろいろなパンをつくるときに欠かせません。多量に摂取するとおなかに負担がかかる場合があるので、食べすぎに注意して。