「正月休みが終わってむくみが気になる…」という方もいるのでは? そんなときは足のツボを押して、消化器官をしっかり働かせ、胃腸もむくみもすっきりさせましょう。鍼灸あんまマッサージ指圧師の柳本真弓さんに教えてもらった、腸活に役立つ足ツボの場所や押し方をお届けします。
すべての画像を見る(全7枚)4つの足のツボを押して腸活ボディワーク
胃腸の働きを活性化して、食欲を正常にコントロールしたり、むくみに効く足のツボを押しましょう。
「消化器官をしっかり働かせ、胃腸も体もすっきり!」(柳本さん)
●1:陰陵泉(いんりょうせん)
脾経の経絡にあるツボで、体が重だるかったり、胃がチャポチャポして調子が悪いときに効果的。脚がむくむときにもここを押すとすっきり!
<見つけ方と押し方>
ひざ下の骨(脛骨)の内側を、下から上に指でたどり、止まるあたり。親指の腹でゆっくり押し込むようにし、4、5回。反対側も同様に。
●2:足三里(あしさんり)
胃経の経絡にあり、胃や消化器官の不調に効く代表的なツボです。胃腸の働きを活性化し、胃もたれや胃酸過多の解消、疲労回復にも効果的!
<見つけ方と押し方>
右手の親指と人さし指の間をL字に広げ、右ひざの皿の上に親指を沿わせて4本の指を下ろしたとき、中指が当たる位置。親指で押し込むようにし、4、5回押します。反対側も同様に。
●3:太白(たいはく)
脾経の経絡上にあり、消化器の働きを整える代表的なツボ。胃腸の血液の巡りをよくして疲れを取り、便秘にも下痢にも効きます。
<見つけ方と押し方>
足の親指の骨の側面をたどり、膨らみのある部分を越えてくぼんだところ。手の親指で軽く押さえながら円を描くようにして4、5回刺激します。反対側も同様に行って。
●4:内庭(ないてい)
胃経の経絡上にあり、食べすぎによる胃腸の疲れによく効きます。胃の熱を取り除いて食欲を落ち着けたり、胃の痛みをやわらげる効果も!
<見つけ方と押し方>
足の人さし指と中指の間にある水かき部分の少し後ろに位置します。手の親指でゆっくり押し込むように刺激し、4、5回押します。反対側も同様に行いましょう。
足ツボ腸活のポイント
それぞれの足ツボにはどんな効果があるのでしょうか?
●胃経の経絡にあるツボで胃腸の働きを整える
足の人さし指から脛(けい)骨(スネの骨)の外側には胃経の経絡が通ります。
「ここにあるツボは胃腸の働きを整え、食欲を正常にする作用が」
●脾経(ひけい)の経絡にあるツボで食欲を抑制
足の親指の内側から脚の内側には、胃経と相関関係にある脾経の経絡が。
「消化機能の働きを整えたり、むくみの改善にも効きます」