ESSE読者から寄せられたお悩みに、清水ミチコさんがお答え!
Q:疲れる友人関係…どうすべきなの?
自分の意見を押しつけてくる友人がいます。私は“意見は違って当たり前”という感覚なんですが、友人は自分が正しいと思って、こちらの意見には耳を貸しません。疲れる友人関係…今後どうするべき?
ロンママさん(44歳・アルバイト)
A:こうはならないようにと教わったくらいに考えて
私の同級生の話です。ある日、急に「相談に乗って~」と、やってきました。なんで私に? などと思いながらも、クラスでも目立つタイプのEちゃんに頼られたことが意外で、ちょっとうれしく、腕まくりしたりして。
でも、話を聞きながら時間が過ぎていくうち、ふと気づいてくる。話を聞いてると、『別に私に相談したいんじゃなくて、自慢したいんじゃね?』と。しかし、時すでに遅し。こっちの意見などはじめっからいらなかったのです。ちょっとでも意見を口に出すと、「でもそれは違うと思う。だってミチコ恋愛経験ないでしょ」などと否定される。うるせえ! なら聞くな! だったのですが(図星)、要は自分がいかに幸福かを言いたいんですね。口出ししないで、ただうなずいて聞いとけや、だったんですよ。相談というテイを取ると自慢が堂々とできる、ということがそのときよくわかりました。
そのうち深夜に電話があったりして、「結婚しようかなあ」という相談や、「そうなったらどんな式がいいと思う?」まで、今考えるとアホらしい話がえんえん続きました。でも、今考えてみると、私もなぜそいつにつっけんどんにしなかったか、電話をきらなかったかと言うと、自分もどこかでちょっと寂しかったんだと思いますね。
そしてなんで長引いたかといえば、きっと顔や声に“うらやましさ”が、出てたのでしょう。でも気がつけば自然に縁がきれてました。