築60年のメゾネットタイプの住戸を全面リノベーションした、建築家の本田洋一さんのお宅を編集部が訪ねました。キッチンは壁側にI型、ダイニング側にL型のアイランドを配置し、2方向から出入りできる設計に。ダイニングとリビングの家具はほぼ北欧のヴィンテージでまとめ、北欧と日本を融合させたような、心地よい空間になりました。

建築家の本田洋一さんの家のキッチン
家族が自然と集まってくる、本田さんの家のキッチンとダイニング
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動線を2方向確保して渋滞しない快適なキッチン

2方向から出入りできるキッチン

海が見渡せるリゾートマンションとして建てられた、築60年のメゾネットタイプの住戸を全面リノベーションした本田さん。

これまで多くの住宅に携わってきて、よく耳にしていたのが「朝、洗面所が渋滞するから洗面ボウルを2つつけてほしい」という声。ただ、本田さんは、自分の家族の日々の行動を見ていて、違う思いを抱いていました。

キッチン全景

「わが家はキッチンの方が渋滞しやすいなって感じていたんです。だから、キッチンは2方向から出入りできる設計にこだわりました」

冷蔵庫横の収納棚

冷蔵庫横には本田さんお手製の収納棚を設置。キャスターと取っ手をつけて、ゴミ箱を出し入れしやすくしました。

奥行きの浅い収納スペース

廊下側の側面には奥行きの浅い収納スペースを設け、本田さんが少しずつ集めたウイスキー置き場にしています。

食洗機下のスペース

食洗機下のスペースも無駄にせず、お米のストック場所に。