11月から12月にかけては絶好の紅葉シーズン。しかし、人気な場所はどこも混雑していて、満足に旅行を楽しめないこともあります。ここでは元祖・節約主婦として知られる、カウンセラー・エッセイストの若松美穂さんに、手軽に実践できる「紅葉の楽しみ方」を聞きました。
すべての画像を見る(全7枚)紅葉を見ようにも、どこも大混雑…
紅葉はこの季節ならではの風物詩。クルマで出かけることにしました。しかし、どこかの目的地に出かけて紅葉をながめようにも、有名どころは駐車場や食事処の混雑が桁外れ。食事を取ろうと思っても、お店で並ばないといけないのは、テンションが下がる理由のひとつになります。
加えてわが家は夫がせっかちさんなので、渋滞も駐車場待ちも苦手。ちなみに私は、渋滞も混雑も気にならないタイプです。しかし唯一、お手洗いにすぐ行けないところは困りますね。
それぞれ理由は違っても、混雑を避けたいのは一緒。ならば同じ時間を使い、あえて混雑の少ないところでクルマを走らせ続けるのも手です。
高速道路を走るだけで紅葉は十分楽しめる
私のおすすめは、すいている高速道路を走ること。ということで、11月中旬、埼玉県から東北自動車道を北上しました。個人的には、秋の高速道路を“大人のテーマパーク”だと思っているのです。通行に必要な入場料を支払って、長時間、ゆっくりと紅葉を楽しむことができる場所。
当時、栃木県はそこまで紅葉が進んではいなかったのですが、福島県の白河、阿武隈辺りから、宮城県までの高速道路はずっと見事な紅葉でした。前を向いて運転しているだけで、自然と視界に紅葉が入ってきます。
高速道路を降りてからは、ゆるく目的地を設定
ほかにも、仙台から山形へ、太平洋側から日本海側に抜ける「山形道」の紅葉は、さらに見事。通った人だけがわかる豪華さがあります。前も後ろも、右も左も全部紅葉。写真では伝わりにくいのですが、トンネルに入る前は、紅葉が迫ってくるようなパノラマ感があります。
本来の目的は高速道路の紅葉なので、高速道路を降りてから立ち寄る場所は、ゆるーく設定しました。もしも混んでいたら、寄らなくてもいいか、といった感覚です。