捨てるときに浮かぶ「加点ポイント」の罠
すべての画像を見る(全5枚)にもかかわらず、いざ捨てようとするときはどうでしょう?
・太って見える気がするけど、服自体はかわいいんだよな…
・毛玉が目合ってみすぼらしいけど、お気に入りなんだよな…
・襟ぐりの形が微妙に気に入らないけど、有名ブランドの服だし…
・似合わない気がするけど、流行ってるしな…
・着心地が悪いけど、着たらかわいいんだよな…
このように、つい必死に加点ポイントを探してしまいます。でも、そもそも加点ポイントがゼロの服なんてほとんどありません。もし本当にゼロなら、悩まずに手放しているはず。つまり、手放せずに残っている服の加点ポイントなんて、ひねり出せばいくらでも見つけられるんです(笑)。
減点ポイントを見極めて、納得のいく衣替えを
「服は山ほどあるのに着る服がない」という現象の原因は、着るときには「減点ポイント」が気になって手が伸びないのに、捨てようとすると「加点ポイント」が気になって捨てられないからです。結果として「山のように服があるのに、実際は2着を日替わりで着る」という状況になってしまいます。
そこで、捨てようとした瞬間、加点ポイントに必死に目を向けてしまいがちになる自分に、「とはいえ、本当に着たいのか?」「この減点ポイントを考慮しても、着たいと思うときって本当にある?」と自分に問いかけてみましょう。
これから衣替えの季節です。今年の夏、着なかった服をしまう前に、なぜ「なんとなく手が伸びなかった」のか考えてみてください。きっとなんらかの減点ポイントがあったはずですよ。