本当はいらないのに、ついものを買ってしまうことってありますよね。結局似たようなものをもっていたり、不必要なもので家があふれかえったり…。ESSEフレンズエディターのメンバーで整理収納アドバイザーの奥田明子さんは、元々販売員だったこともあり買い物が大好きで、家にものがたくさんありました。ただ、捨てることが苦手で、ものを整理するときに大分苦労したそう。そんな経験から、ものを買うときに注意をするようになったと話します。今回は、捨てることが苦手な奥田さんが、「買い物するときに気をつけていること」を紹介します。

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「買い物は三度不自由してから」と決める

皆さんは町田貞子さんをご存知でしょうか。「心をつかい、生活を大切に」をモットーに合理的な家事研究をされていた方で、とくに暮らしのなかで整理を徹底されていました。家事に関する著書も多数出版されています。

私は12年前に整理収納を学んだときに町田さんのことを知りました。その後著書を読み、今でもとても印象に残っている言葉と出合いました。「買う場合には三度不自由したら買うことにしています」(※)というものです。

※『暮し上手の整理学』(三笠書房刊)より引用

三度我慢するとやっぱり必要なかったという場合もありますし、仮に三度考えて必要だと思うものは、買ったあとも大切に使うはず、という意味の言葉です。今はネットや100円ショップ、フリマアプリなど、ものが気軽に買える時代。だからこそ、ものを買う際には町田さんの言葉を思い出すようにしています。捨てることが苦手な方は、五度考えて買うくらいでもいいかもしれないですね。

この言葉を知ってから、私自身もよく考えてからものを買うようになりました。たとえばみそマドラー。用途が限られるので、本当に必要か1年くらい考えて購入。悩んで買った分、おみそ汁をつくるときには必ず使っています。

買い物をする前に収納場所があるかを確認する

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次に気をつけているのが、収納場所について。捨てるのが得意でない人は、買ったものを収納する場所があるかどうかを確認してから買うと、無駄にものが増えないはずです。とくに場所をとる家具、家電を買う際におすすめの方法なので、購入の予定がある方は参考にしてみてはいかがでしょうか。また、日用品についても同じことが言えます。ストック品などを収納場所より多く買いすぎると、家にものがあふれる原因に。ご注意を!

ちなみに、わが家では今年の春から娘のお弁当づくりがはじまるため、10年ぶりに炊飯器を買いました。そのときにもしっかりと場所を確認したので、家電が増えてもすっきりと収納できています。