『いい母親』であることを卒業する“卒母”をしたら、自分の時間を取り戻すことができます。大学生と高校生の息子をもつ、グラフィックデザイナーの田中千絵さん(50歳)は、子どもの思春期をきっかけに“卒母”を宣言し、今まで「やらなければいけない」と思っていたことを手放すことに成功。なにを手放したのか、6つお聞きました。田中さんのアイデアをヒントに、自分の家にフィットする方法を見つけましょう!

田中千絵さんのイラスト
田中さんが“卒母”で手放したこと
すべての画像を見る(全7枚)

家族のコールセンターになるのをやめる!

家族と電話するイラスト

今日の予定や天気など、子どもから寄せられる各種の問い合わせ。「答えるために多大なエネルギーを使っていたけれど、その役割も終了。子どもたちはアプリを使って自分で予定を管理するようになりました」

洗濯はすべて各自にまかせる

洗剤や取扱説明書のイラスト

家族に最初にまかせた家事が、洗濯。「洗剤や洗い上がりの好みが違うので、まかせやすいかなと。各自の洗濯箱と洗濯機の取扱説明書を準備して、『やり方は説明書を読んでね』と伝えたら、問題なくクリア」

季節の行事を見直してサイズダウン!

手を振る女性のイラスト

伝統行事や季節のイベントは、母親の負担が大きいもの。「わが家では、思春期突入頃から徐々に行事を縮小。ついに今年、家族全員でのクリスマスと大掃除、お正月を終了し、それぞれが自由に過ごすように」