長年置いてある思い出深い家具は、捨てたくても捨てられないことが多々あります。それでも、覚悟して手放してみると、すっきり暮らしへと好転するかもしれません。奥田明子さん、小林ユリさん、原田さよさんの3人が、「大きな家具を捨てた」体験談とその結果を教えてくれました。
すべての画像を見る(全8枚)「いつか捨てる」を先延ばしにしない
「引っ越すときにもってきた婚礼タンスをどうするべきか」。ESSEフレンズエディターで、整理収納コンサルタントの奥田明子さん(50代)は、ここ数年悩み続けていたそう。
今回は、婚礼タンスを思いきって手放した際の体験談や感想をお聞きしました。
普段は仕事部屋に置いており、別に邪魔でもないし、実際に収納にも使っている。でも、どこか感じる圧迫感…。さらに、婚礼タンスは買い取りをしておらず、引き取りにお金がかかるというのも手放す際のネックになっていました。
家具のリメイクも検討しましたが、私自身50歳になり、結婚20年を迎えることを考えて、「今がちょうどいい機会かもしれない」と、ようやく手放す決意に至りました。
手放す際の2ステップとかかった費用
手放すと決めてからまず行ったのは、中身の整理です。
収納していた洋服やバッグは、この機会に整理してクローゼットに移動。もともとたくさんのものを入れていたわけではないので、新しい収納ケースを購入することなく、既存の収納スペースに移し替えるだけですみました。
次に、2階にあった婚礼タンスを1階に下ろしてもらえるサービスを探しました。
お願いしたところは約2万円で、当日3人ほどのスタッフさんが来てくれるもの。てきぱきとタンスをバラして、パパっと1階まで下ろしてくれました。
バラしたタンスは、粗大ゴミとして処分。タンス2棹で2000円ほどでした(自治体によって処分方法や金額が異なりますので、各自ご確認ください)。
思いきって捨ててみたら、気持ちがすっきり
タンスがなくなった空間を見たときは、少し寂しさを感じました。ですが、長年悩んでいたことをやっと決断できたこと、そしてすっきりした空間ができたうれしさもありました。
人からもらった婚礼タンスを手放すことに、抵抗がある方もいらっしゃるかと思います。もちろん、絶対に婚礼タンスを捨てなければいけない、というわけではありません。
ただ、ずっと家にあるものでも、場所をとっていたり、ライフスタイルに合わなくなってきたものは、思いきって手放してみてはいかがでしょうか。やってみると意外と手間がかからなかったり、家だけでなく気持ちまですっきりするかもしれません。
※記事の初出は2024年3月。内容は執筆時の状況です。