ダイニングセットを処分したら、暮らしが快適になった
すべての画像を見る(全8枚)ソファ、ダイニングセット、カウンター、デスク、本棚など、生活において必要な家具はたくさんあります。ただ、「一般的に家の中にあるとされているもの」でも、それが自分のライフスタイルに合うかどうかというのは別。
二世帯住宅で暮らすライターの小林ユリさんは、ダイニングテーブルとダイニングチェアを処分したことで、過ごしやすさを肌で感じたそう。快適になったお部屋を紹介してもらいました。
家のテーブルを一体化してみた
わが家はもともとダイニングエリアとリビングスペースを区ぎって部屋を使用していましたが、ネックになっていたのは部屋の狭さ。部屋の中に余分な空間がないのが気になっていました。
思いきってダイニングセットを処分してみると、狭いリビングではこちらの方が使い勝手がいいと感じることが多かったのです。
ダイニングセットを処分したことのメリット
大きな家具であるダイニングセットを処分して気づいたことを紹介します。
(1) テーブルの片づけがラクになった
今まではソファテーブルとダイニングテーブルのふたつを掃除する必要がありました。掃除嫌いの筆者にとって、ふたつのテーブルをこまめに掃除しなければならないのは地味に大変な作業でしたが、テーブルの数がひとつに絞られたことで、掃除の時間が短縮されました。
(2) 部屋を広く使えるようになった
リビングスペースとダイニングスペースを別々で設けるよりも、ひとつにまとめてしまうほうがスペースを広く使うことができます。
以前よりも床が見える範囲が増え、スッキリした印象に。部屋のゆとりが増えました。
(3) 友人を招きやすくなった
最近ではコロナも落ち着き、筆者のまわりではだれかの家に集まる機会が増えました。
ただわが家に招く場合、1人か2人くらいなら問題ないのですが、それ以上になるとスペース的にリビングとダイニングに分かれて座ってもらわなければならず、なんとも会話がしにくい状況に。さらに、飲み物やお菓子など、おもてなしのものをひとまとめに置くことができないのもストレスでした。
ソファテーブルをみんなで囲めるようになってからは、そのような不都合が改善され、友人たちを招待しやすくなりました。
(4) 食後、そのままくつろげる
食事が終わったらソファへ移動してくつろぐのも、メリハリとしてはいいのかもしれませんが、筆者は食後そのまますぐにくつろげる方がラクだと感じています。
(5) ルンバが一気に使いやすくなった
ダイニングテーブルと2脚の椅子を処分したことで、以前よりもルンバがかけやすくなりました。そのため自分の手で掃除機をかけなければならない場所が少なくなり、床掃除の手間がだいぶ少なくなりました。
処分に悩むときには“おためし期間”を設けるとよい
なにかを捨てるとなると、「本当に大丈夫かな?」と心配になることもあると思います。かくいう筆者も、果たしてリビングにダイニングテーブルがなくなっても大丈夫なのかわからなかったので、処分する前にダイニングセットを物置きに運び出して様子を見ることに。もし不便を感じたらその段階で元の状態に戻せばいいだけなのでリスクはありません。
数週間のおためし期間を設けてみて、わが家の場合ダイニングテーブルはなくても不便ではないことに気がつきました。困らないどころか、むしろメリットだらけ! 家づくりや模様替えをする際、固定概念に囚われる必要はまったくないのですね。
大きな家具を処分する、増やすなどの決断をする際には、自分のライフスタイルに必要なものかどうかを見極める猶予期間を設定するのがよさそうです。
※記事の初出は2023年5月。内容は執筆時の状況です。