「ソロ活」を楽しむ気力が出てきた
夫が元気だったとき、仕事をがんばって、2人で年末年始やGWにパーッと旅行で散財するのが大きな楽しみでした。その頃は「2人もいいけれどひとり旅もしてみたいなぁ」なんて思っていましたが、本当にひとりになったらそんな気にもなりません。
背中を押してくれる子どもはおらず、仕事も趣味も充足感なく、時間をつぶしているだけ。そんな鬱々とした気持ちに喝を入れてくれたのが、“ソロ活”をテーマにした江口のりこさん主演の某ドラマです。
いろいろなことに挑戦しながらひとりの余暇を楽しむ淡々とした様子がとてもいい。「そうだ、私も残りの人生をこの人みたいにやってみよう」と思って、好きな俳優のファンクラブに入会し、人生初の推し活&エンタメライフがスタートしました!
すべての画像を見る(全4枚)初めてのひとりライブ参戦。小劇場での観劇。それから、ドラマのエキストラにも参加してみたり。改めてソロ活してみると、世の中ひとりで楽しんでいる人ってたくさんいるのです。
50~60代ともなると体調が万全でなかったり、人知れず悩みもあると思うのですが、ささやかな楽しみを励みに積極的に動いている。仕事とは違う刺激を大いにもらいました。
無縁ではない「おひとりさまになる日」
世の中には、私のように配偶者に突然先立たれる人もたくさんいるでしょう。「おひとりさまになる日」は、だれにとっても無縁ではありません。
この寂しさや苦しみ、不安はいつまで続くんだろう、と考えると思うのですが、経験者としては、少なくとも、3年経ったら少しはマシになると言いたいです。これが自分の運命なんだと、多少受け入れる覚悟ができるというか。
人生、この先もなにがあるかわからないけど、自分で自分を励ましつつ、一緒にしのいでいきましょう。同じ思いの人はたくさんいますから。