ドイツ式の冷たい夕食「カルテス・エッセン」でタンパク質を手軽に
すべての画像を見る(全8枚)「カルテス・エッセン(冷たい食事)」とは、パンを主食にした軽い食事のこと。「チーズやハムなど火をとおさないもののほか、温野菜やスープを添えたりと、組み合わせは自在。調理の手間がなく、洗い物も少ない手軽さも魅力」
季節のフルーツはジャムにし、パンやヨーグルトと
庭のキンカンやユズ、畑で育てたブルーベリーやスモモなど、旬の果物は自家製ジャムに。「その土地で採れるものを使うので、鹿児島に来てかんきつ類のジャムをつくることが増えました。離れて暮らす母にも送っています」
丸ごと一尾もらった魚は、だしをとって保存
「東京では魚を切り身で買っていましたが、移住後は、新鮮な魚を丸ごといただく…なんてことも。身以外を捨ててしまうのはもったいなくて、煮込んで、だしをとるようになりました」。冷凍保存し、スープやリゾット、鍋つゆなどに。
●魚のだしのとり方(材料とつくり方)
白身魚のアラをボウルに入れ、沸騰した湯をかけ、冷水を流しながらヌメリや血合いをよく洗い流す。鍋に移し、酒と水をひたひたになるほど注ぐ。香味野菜(ネギ、セロリなど)とハーブ(フェンネル、タイムなど)を加えて強火で熱する。
沸騰したら中火でアクを取りつつ40~60分煮る。ザルでこして完成。味を見て塩、コショウを加える。ジッパーつき保存袋に入れて冷凍保存する。
●だしを使ってリゾットに(材料は2人分)
フライパンにオリーブオイル大さじ1を熱し、みじん切りのタマネギ1/2個分、洗っていないお米1/2合の順で炒め、白ワイン大さじ2~3を加える。魚のだし2カップは、お玉1杯分を注ぎ、汁けがなくなったら同様に注ぎたす。
15~20分ほど煮て、固ければ水をたして煮る。仕上げにすりおろしたパルメザンチーズ大さじ3~4を加えて全体をさっと混ぜ合わせる。