管理人さんと警察が来て、アパートの鍵をあけると…

アパートの鍵あけます
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幸恵さんは品川駅で、待っていた兄の車に乗ってすぐに夫のアパートへ向かいました。既に夫の上司が警察に連絡し、管理人さんが鍵を持ってきてくれたところだったといいます。

青ざめた夫の上司にお礼を言い、鍵をあけ、みんなで中へ入りました。すると、なかは驚くほどのゴミ屋敷と化していました。夫はおらず。一体どこへいったのかとみんなで肩を落としていると、警察側へ連絡が…。「ご主人は無事です。ただ事故を起こして、今埼玉県警にいるそうです」と言われました。

「ひとまず居場所がわかってホッとする気持ちと、一体なにをしてるんだろうと困惑する気持ちが半々でした。ただ夫の会社の人や私の兄も一緒だったので、心強いというよりは、私が気持ちをしっかり強くもたなきゃという責任を感じました」

「この親にして…」義母からの衝撃の電話

運転

こうして、夫がいる埼玉の警察署へとみんなで向かうことになりました。

「兄の運転する車で埼玉へ向かう間、念のため義母へも一報を入れたんです。そしたらすぐに電話がかかってきたんですけれど…」とため息をつく幸恵さん。

義母は「今、お義父さんが倒れて大変なことになっている」と電話口で騒いでいたそう。

「『それは大変! 救急車は呼びましたか?』と聞きつつも、申し訳ないですがとても手が回る状況じゃないので、ご近所の人とかヘルパーさんに連絡して助けてもらってくださいとお話したんですよ。そしたら義母から『こっちも今大変だから、息子のことは任せるね。じゃあよろしくね』って電話を切られました」

息子の緊急時にこのような電話をかけてきたこと、息子を心配しないことに幸恵さんのお兄さんも絶句。依存体質の夫に苦しんでいる幸恵さんは、「この親にして、この子(夫)ありなんだなと思いました」

夫の事故の真相やその後の生活の様子についてはまた次回お話したいと思います。

◆次回のお話はこちら!

失踪した夫と交通事故。医師から告げられた「真実」とは:セックスレス・幸恵さんの場合5

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