「貯まる家」「貯まらない家」には共通点がありました。片づけの仕事で数多くの散らかったおうちを訪問することが多いライフオーガナイザーの下村志保美さんが教えてくれました。

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お金持ちの家にものが少ない理由

お金持ちの家
お金持ちの家にはものが少ない ※写真はイメージです
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映画やドラマなどの映像作品はお好きですか? 今やネット配信が発達したおかげもあり、世界中のいろんな作品が手軽に見られる時代になりました。登場人物たちの住んでいる部屋やインテリアにあこがれる人も多いと思います。

片づけのプロの私から、ドラマを楽しみながら、片づけのヒントも得られるコツを紹介します。どの時代、どの国、どの作品でもいいのですが、「室内シーンでのものの多さ・少なさ」に注目してみてください。よく観察していると、ある事実に気がつくはずです。“お金持ちキャラの人の家(部屋)ほど、ものが少ない”ということに。

ごちゃごちゃ
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逆に、それほど裕福ではないキャラクターの家(部屋)には狭い空間にものがごちゃごちゃとあふれています。じつはこれ、偶然ではありません。意図的に行っている「キャラクターに現実性を与えるための演出」なのです。

お金持ちほど空間を大切にしている

すっきり
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資産を多く保有している人ほど、家の中はすっきりと片づいています。これは、お金持ちはものを買うときに「これが本当に必要なのかどうか」をしっかりと吟味する癖がついているから。
とくに日本の場合は、全体的に住まいのスペースに限りがあります。だからこそお金持ちの人は、空間にものを置くときのコスト意識が大変高いです。そのコスト意識には、手間による人件費も含まれます。

逆に言えば、お金を貯めたいのならば、まずコストパフォーマンスを考えましょう。収納家具一個を置く場所と、その中のものを維持するお金はどれぐらい? さらに、その家具が1個、2個、3個と増えていったら…? と考える癖をつけてほしいのです。買えば買うほど、ドラマの中のすてきなインテリアからは遠ざかり、余計なお金が出ていくことが想像できると思います。

清々しい空間に住んでいる人は“引き算”上手。余分なものは持たないし、不要だと見極めたら潔く手放しているのです。