お金持ちの家に「お客様用布団」はない!

洗面台
※写真はイメージです
すべての画像を見る(全5枚)

私がお客様から「いる・いらない」の相談を受けるもののひとつに「来客用の布団」があります。たしかにひと昔前は、お客様をおもてなしする家財道具のひとつとして、来客用布団を新居にそろえる習慣などもあったと思います。しかし暮らし方が変わり、ビジネスホテルなども進化した今、親戚同士の集まりなどでも、人の家に泊まるケースはかなりレア。

「1年に2~3回、家族が帰省する」、「実家の両親が定期的にやってくる」ために、生真面目に用意する必要はありません。そのときだけ布団をレンタルすれば、部屋のスペースも、手入れする手間も省けますし、なにより布団自体も昔より軽く、使いやすいものに進化しています。お金持ちはこうしたサービスを上手く利用しているのです。

節約も片づけも、完璧を目指さない

ごちゃごちゃ
※写真はイメージです

すっきりと片づいた部屋に住んで、なおかつ経済的にも余裕がある。だれでもそんな暮らしを実現させたいですよね。でもふと身のまわりに目をやれば、なんとなくぐちゃっと散らかったリビング、家族のよくわからない持ち物であふれた個室、洗面台の下にはいつ買ったのかも忘れた洗剤や掃除グッズが大量に入っている…など、理想と現実との乖離にため息をついている方も多いのではないかと思います。

貯金も同じです。「1年間で100万円貯金しよう!」と思いつつも、実現できずに早〇年、という方もいらっしゃるのではないでしょうか。私はまず、「片づけと貯金のコツとは“俯瞰力”を身につけること」だと思っています。この俯瞰(ふかん)力とは、完璧を目指さない、という意味です。

片づけたい、貯金したいと思う心がけはとても尊いものです。でもその理想ばかりが先走り、ご自身の中で「こうあるべき」というイメージが固まり過ぎてしまうと、完璧にやり遂げられない現実に凹み、やる気がどんどん落ちていってしまいがち。

そう、片づけと貯金が苦手な方は、じつは真面目すぎる傾向があるのです。ご自身が思い描いている「最高にきれいでいられる暮らし方」、「貯金の仕方」を、少しだけゆるめてみて、別の角度から見直してみてはどうでしょう。

家計と片づけがテーマの下村志保美さんの新刊『「お金が貯まる人」の家にはものが少ない』(扶桑社刊)が、4月下旬に発売予定。「貯まる家」「貯まらない家」の特徴や生活習慣をわかりやすく解説した一冊です。

「お金が貯まる家」にはものが少ない

「お金が貯まる家」にはものが少ない

ESSE onlineで大人気! 片づけのプロ兼家計アドバイザーが「貯まる家」「貯まらない家」の特徴を徹底解説。
自然と"貯まる体質"になるお金の習慣を一緒に身につけましょう!

Amazonで見る