夫とはレス、会社では恐れられる存在に

バリキャリ
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「子どもが欲しいとか、そういう希望をもつことすらできませんでした」と話す、邦子さん。夫と完全レスに陥ってからは、以前にも増して仕事へとまい進していきました。

「時代的にまだ女性の管理職は珍しかったと思います。もっと暖かい家庭を築けて、夫との仲も良好で、子どもがいたら、昇進の話だって蹴っていただろうし、本当はそういう人生を望んでいました。けれど、現実は冷えきった家庭のなかで一人ぼっち。もう仕事をがんばるしかやることがなかったんです」

邦子さんは体も丈夫で風邪も引かないし、メンタルも強め。一度、海外に出張をしたとき、会食で出された生卵のせいで参加していた全員がおなかを壊してしまうという事件が起きたそう。ところが、邦子さんだけ無事。それ以降、社内では“鉄の女”と呼ばれるようになったといいます。

「もう上司も同僚もみんな倒れちゃうんですもの。私だけ頑丈すぎるって噂になって。家のなかでの冷たい空気って、仕事の場面でも出ちゃっていたのかもしれません。職場ではニコニコしているつもりでいたのですが、みんなに怖がられていました」

孤独な妻が見つけた居場所

そんな邦子さんが40歳になったとき、ちょっとした心境の変化があったといいます。

「ちょうど20年くらい前です。ネットでいろんな人と繋がれるようになって、そこに私は出会いを求めるようになったんです。夫とは別れたい。けれど、一人は寂しい。社内の男には恐れられている。私を受け入れてくれる第三の場所がネットの中でした」

こうして、夫と離婚をするために、次なる出会いを求めて踏み出した邦子さん。異性との出会いを求めるコミュニティーに書き込みをすると、連日たくさんのオファーが届くようになりました。そして、数か月後。ネットの世界からリアルに出会いを求めたお話は、また次回したいと思います。

 

◆次回のお話はこちら!

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